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終身医療保険が人気のようです。「一生涯の保障」が心配性な日本人に刺さるようであり、多くのファイナンシャルプランナーはこぞって終身医療保険を推しています。しかし、終身医療保険には、あまり一般的には認識されていない落とし穴があり、終身医療保険の必要性については、慎重に考えたほうがいいと思います。

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予定利率上昇リスク

終身医療保険は、アクチュアリーや商品設計チームが数理計算して、予定危険率・予定利率・予定事業費率を設定し、それらに基づいて商品設計されています。

予定利率は低ければ低いほど保険料は上がり、高いほど下がります。予定危険率・予定事業費率は低いほど保険料が下がり、高いほど上がります。

現在は空前の低金利で予定利率が低いため、終身医療保険は不利です。終身医療保険は、契約時の予定利率で一生の保険料が決まります。将来的に金利が上昇した場合、予定利率が上昇して、より安価な終身医療保険が出る可能性があります。

予定危険率下落リスク

年々、死亡率は低下して長寿化しており、入院日数も少なくってきています。今後も、予定危険率(医療保険では予定入院日数)が益々低くなることが見込まれています。

したがって、今後はより安価な終身医療保険が出る可能性があります。そういう場合、解約して乗り換えようと思ったら、それまで支払った定期保険よりも割高な保険料はパーになってしまいます。

保障内容の陳腐化リスク

新商品が開発されていくと、今現在の保障内容を終身に渡って固定する終身医療は不利になります。保障内容が陳腐化するリスクが高いです。20~30年前の医療保険を今見ると、使いものにならないものも多いですね。

保険会社の信用リスク

終身の医療保険の場合、解約払戻金がなくても、支払いに備えて責任準備金を積み立てています。契約した生保が破綻した場合、それが90%に減額されるので、終身医療保険にも影響があります。

また、破綻時は、契約条件の算定基礎となる基礎率(予定利率、予定死亡率、予定事業費率等)が見直され、契約者が不利になることもあります。

まとめ

終身医療保険には予定利率上昇・予定危険率の下落によって、自分の保険が割高になってしまう危険があります。また、インフレに弱く、医療技術の進歩による保障陳腐化リスクがあります。

さらには、一生涯保険料が同じことの代償として、契約からしばらくの間はかなり割高な保険料を支払う必要があります。

将来、終身医療保険の予定利率が上がって解約して乗り換えようと思ったら、それまで支払った割高な保険料はパーになります。健康ボーナスや健康還付給付金などを支払うタイプの保険は、より一層、保険料が高いので、それらもパーになってしまいます。

「一生涯の安心」が「割高で時代遅れの保障」になってしまうリスクがあるのが終身医療保険です。

終身医療保険をビシバシ販売している保険会社に勤める知人が、「終身医療保険は合法的○○」と述べていたのが印象深いです。○○は強烈な単語ですので、伏せ字にいたします。冒頭の写真をご参照ください。

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    2013.07.07 Sun l 保険 l コメント (6) トラックバック (0) l top
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