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新生銀行が個人向け劣後債を発行します。期間は10年債であり、5年目に期限前償還される可能性があります。

劣後債とは、普通社債などの一般債権よりも元利金の返済順位が低い社債です。破産、会社更生、民事再生等の「劣後事由」が発生した場合には、劣後債の元利金は、一般債権者に元利金全額が支払われた後の弁済となります。一言で言うと、デフォルトした場合は高い確率で紙くずになる債券です。

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劣後債は、残存期間5年を切ると自己資本への繰り入れが認められなくなるため、多くの場合は、残存期間が5年を切ったら(期間10年の社債であれば5年経過後)、繰上償還されます。

例外としては、その時に社債発行企業に繰上償還するだけの余裕がなかったり、金利が上がっていてそのまま返済しない方が有利なケースなどにおいては、繰上償還されない場合があり得ます。

高金利定期預金との比較

今回の新生銀行の個人向け劣後債は、当初5年間の利率(仮条件)は年3.30~4.30%です。繰上償還されなかった場合は、最後の5年間の利率は5年物円スワップのオファード・レート+2.80%~3.80%です。

現在の5年もの高金利定期預金は、信用金庫・信用組合を除くと、SBJ銀行のネット定期預金が0.7%(1000万以上は0.8%)です。

今回の社債の利率は、ノーリスクの定期預金を2.6~3.6%上回っています。この信用スプレッド(リスク・プレミアム)を見て、デフォルトリスクを考慮すると、スプレッドは妥当かという観点で検討することになります。


過去のデフォルトの確率

格付は、BBB(R&I)の予定です。R&IのBBB格社債の累積デフォルト率(1978-2011)は5年1.09%、10年2.50%です。

年によってデフォルト率にはバラつきがあります。直近10年間で最もBBBのデフォルト率が高い年は、5年2.06%でした。

BBB格社債、店頭売買参考利回りとの比較

本日の日本証券業協会のデータでは、R&IのBBB格5年社債の複利利回り平均値は、2.104%です。

新生銀行劣後債の店頭売買参考統計値利回り平均は、残存期間約2年5ヶ月もの(2015/10/30償還)が3.593%でした。


投資スタンス

スプレッドがまともに乗った社債がほとんどない中、久しぶりに高利回りの社債が登場です。店頭売買参考統計値では、約2年5ヶ月が3.593%となっており、信用力は芳しくない企業です。

日本のインフレ率が本当に2~3年後に2%に到達したら、日本国債10年ものの利回りも2.5~3%程度には上昇すると思います。

そのような状況になってしまうと、繰上償還はなくなり、10年間拘束される可能性が高くなります。

一定程度の債券分散投資が可能でデフレ低金利が続くと判断する場合は買いを検討し得るかもしれませんが、インフレが起こると予想する場合は、慎重な対応が無難でしょう。個人的には今は銀行株の方がいいかなという心境です。

期間は5月27日~6月6日であり、大和証券、新生銀行で購入出来ます。100万円単位です。

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    2013.05.14 Tue l 個人向け社債 l コメント (4) トラックバック (0) l top
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