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ライフネット生命には「じぶんへの保険プラス」(がん・先進医療保障付き)という目新しい医療保険があります。一言で述べると、入院時の医療費補填保険+がん診断保険+先進医療保険です。この保険にはメディアではあまり述べられていない注意点があります。

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じぶんへの保険プラスは、終身保険ではない。

じぶんへの保険プラスの最大の留意点は、定期保険であり、終身保険ではない点です。契約年齢は18歳以上、60歳以下です。更新ごとに保険料がアップします。

多くの人にとって多額の医療費がかかるのは老後です。おそらく、ライフネット生命も、商品開発の当初は、終身医療保険にすることを検討したはずです。

しかし、じぶんへの保険プラスは終身医療保険にすると、保険料が跳ね上がってしまい、価格競争力が著しく悪化するため、終身医療にすることを断念して、定期医療保険にしたと思います。

Webサイトのつくりが、終身医療保険のじぶんへの保険とセット販売のような形になっていますが、じぶんへの保険プラスは終身医療保険ではなく、最長で70歳で保障が切れます。

「定期療養保険」と「定期」である点は明示していますが、ネット通販ということもあり、保険に詳しくない人の中には、終身と誤認する人もいそうです。

ライフネット生命の医療保険

がん治療給付金は、上皮内がん・異形成は対象外

がん治療給付金(100万円)の保障があります。しかし、じぶんへの保険プラスにおいて、保障の対象となるがんは「所定の悪性新生物」であり、「上皮内がん(上皮内新生物)など初期のがん、異形成(前がん病変)」は保障対象外です。

多くの人がなる上皮内がん(初期のがん)が対象外というのは痛いです。がん保険でも、昔は上皮内がんが対象外という商品が多くありました。「がんになったのに保険金が出ない」というクレーム・トラブルが多発し、現在は上皮内がんも対象という保険が増えています。

しかし、ライフネット生命のじぶんへの保険プラスでは、上皮内がんは対象外です。

70歳までにがんに罹患する可能性は高くない

前述の通り、じぶんへの保険プラスの保障は最長で70歳で切れてしまいますけれども、70歳までにがんに罹患する可能性は高くありません。国立がん研究センターの最新がん統計によると、女性16%、男性19%です。上皮内がんを除くと、更に下がります。

「二人に一人が、がんに罹患」というキャッチフレーズが流布されていますが、70歳以降にかかる人が多いわけです。ライフネット生命の保険はその頃には保障が終わってしまいます。

自賠責、労災、公的介護保険の場合は対象外

労災、自賠責、公的介護保険が適用された場合などは、公的医療保険制度の保険給付の対象とはなりません。あくまで公的医療保険制度が適用されたものが対象となり、あらゆる入院とその前後の通院・先進医療・がんが保障されるわけではありません。

入院費用については、自己負担がないから対象外でもOKと言えるかもしれませんが、これで問題になるのは先進医療です。例えば、交通事故や労災で重傷・重病となり、どうしても先進医療を受けたいという場合でも、自分への保険プラスからは先進医療保険は給付されません。

労災保険の給付は、「労災病院又は労災指定医療機関等で被災労働者に無料で療養の給付」ですので、受けたい先進医療が労災病院で施術されていない場合は、先進医療を自腹で受けるしかなくなってしまいます。

また、自賠責保険で給付される「治療関係費」は上限120万円に過ぎません。高額の先進医療保険を受けるのは厳しいです。しかし、ライフネット生命のじぶんへの保険プラスに入っていても、この場合は給付されません。

じぶんへの保険プラスのまとめ

この内容が終身医療保険で保険料が同等であれば、医療費の上昇リスク・インフレリスクもヘッジできるため、かなりの魅力でした。

しかし、そうしてしまうと大赤字のリスクがあるため、多額の保険金がかかる前の70歳までで保障を打ち切ったというのが真相でしょう。

給付される範囲が限定的であり、癖が強い保険で、保険料を取り戻すのは難しいと思います。よほど病弱な方以外は慎重に検討したほうがいい保険だと思います。

ちなみに、ライフネット生命の終身医療保険の「じぶんへの保険」の保険料は、競合他社と比較するとかなり割高です。

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    2013.05.16 Thu l 保険 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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