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Kinle本、FOLIO(フォリオ) vol.4 (FOLIO:人生を「バランスシート思考」するメディア) を読みました。「ニッポンの財政破綻」を特集しており、日本国債ディーラー、アナリストが財政破綻の可能性と財政破綻対策について赤裸々に述べています。野口能也さん(@equilibrista)、カリルさん(@jgb_k)、久保田博幸さん(@ushikuma)の財政破綻に関するコラム、座談会が掲載されています。2014年のFOMCとの付き合い方に関するパートもあります。

日本の財政破綻についてはトンデモ論が乱れ雪月花状態ですが、本書で日本国債に精通しているプロの意見を知っておくのは非常に有意義だと思います。

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日本の財政破綻については私も度々述べています。究極的には以下の行動を取るしかありません。

財政破綻の影響から完全に逃れたいのなら、移住するしかない

アベノミクスで明るい雰囲気も出てきましたが、その一方で日本の富裕層が続々と日本脱出しているのも事実です。

HOYA、ベネッセHD、サンスター、大東建託などの創業者一族が海外に移住して資産を移しています。

相続税負担の軽減のために、これまでも富裕層は数々の対策を講じてきました。特に有名なのは武富士の例ですかね。日本国籍を持つ非居住者の子供に親が国外財産を贈与した場合、贈与税は課税されないという当時の税制を利用して租税回避に成功しました。

武富士事件の後は、親などの贈与者も非居住者で、親子ともに5年を超える非居住者mustという要件が加わり、同じ租税回避はできなくなりました。

その後は、子供を外国籍にして課税を逃れる手法が増加しました。例えば、妊娠した母親がハワイに渡って、生まれた子供が米国籍を取得し、その子に対して親が国外財産を渡すような手法です。

国税庁と富裕層のイタチごっこは続いて、現在は親が国内に居住していれば、子が外国籍の非居住者でも、相続税が課税されます。円の信認を意図的に毀損する政策が今後加速していくと、今後は相続税を免れるために、親も非居住者になるための移住が増加する可能性があります。

キプロスの財政破綻などで東南アジア諸国やタックスヘイブン諸侯への動きは鈍る可能性はありますが、シンガポール・オーストラリア・ニュージーランドなどカントリーリスクが小さい国への移住は加速する可能性があるでしょう。

わが国も出国税の導入を検討する時に来ている気がします。出国税の制度は、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア、スペイン、デンマーク、オランダ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランドなど、数多くの国で採用されています。

代表国として、アメリカの出国税は、純資産額が200万ドル以上、直前5年間の平均年間純所得が14万7000ドル以上(2011年時点)のいずれかに該当する場合、国籍・永住権を放棄した前日の財産が時価評価され、その財産を売却したと仮定した場合の含み益に対して、所得税が課せられます。

日本を捨てる人々への課税をためらう理由はないでしょう。所得税・消費税・相続税の増税が進んでいますが、それらだけではなく、アメリカ等の制度を参考に出国税の導入も検討すべきだと思います。

移住まで行かない程々の対策を検討したいという場合でも、FOLIO vol.4は参考になります。

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    2014.04.13 Sun l 資産運用の考え方 l コメント (4) トラックバック (0) l top
    コメント
    No title
    >>わが国も出国税の導入を検討する時に来ている気がします。

    勉強不足で、そういう税があることも、
    多くの国で既に導入されていることも知りませんでした。
    大賛成です。
    勉強になりました。
    m ( _ _ ) m
    2014.04.13 Sun l mushoku2006. URL l 編集
    No title
    図書館でもう少し考えたんですが、
    意見を変更します。
    詳細は自分のブログで。
    2014.04.13 Sun l mushoku2006. URL l 編集
    Re: No title
    ブログ拝見しました!
    そういう考えもありますね。ただ、個人的には世界各国で同じような税金があるので日本でも入れてもいいのではと思います^^
    2014.04.13 Sun l まつのすけ. URL l 編集
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2014.04.15 Tue l . URL l 編集
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