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※「ブラックジャックによろしく」より (著者:佐藤秀峰、サイト:漫画 on web、URL:http://mangaonweb.com)

昨年の政権交代前後では過激な発言を連発していた浜田宏一氏が、ここにきて急にまともなことを言い始めました。また、岩田規久男氏は急速に歯切れが悪くなってダンマリになっています。

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日和った浜田宏一氏

物価1.5%で景気回復すれば120点満点=浜田内閣官房参与

「消費者物価指数が1.5%に上昇し景気が回復すれば120点満点」
物価目標は次善の策。物価上昇なき景気回復ができれば、それは最善

目標と手段を履き違えて、インフレが目標になっているインフレ原理主義的なこれまでの発言から、景気回復が最も重要のような発言になりました。

これらについては100%同意であり、そうなったらいいと思います。浜田氏は原理主義から穏健にシフトしたような印象です。

重要なのはインフレ率を何が何でも2%にすることではなく、経済が活性化して景気が良くなることであり、その結果としてマイルドインフレになれば問題ありません。

例えば、1.7%のインフレ率で経済がいい状態ならば万事OKであり、2%に届かないからダメなんてことはありません。

沈黙の岩田規久男氏

岩田規久男氏に至っては、完全なダンマリモードになっています。おそらくこれまで散々主張してきたことと現実に落差があり、認知的不協和で整合性を保てない状況であるため、守りに入っているような印象があります。

岩田氏は、「日銀当座預金70~80兆円でインフレ率2%になる」と言っていました。当座預金は一時は69兆7200億円まで達しており、ほぼ70兆円になっています。

では現在のインフレ率はどうなっているかというと、2%は遥か彼方であり、依然としてマイナス圏となっています。これが岩田理論の不都合な真実です。仮に当座預金80兆円に達しても2%にならなかったら、「すみません、岩田規久男の理論は誤っていました。大嘘つきでした」と懺悔すべきですね。

政府と日銀は間違いなくインフレを起こせる。しかし・・・

確かに、手段を選ばなければ間違いなく日銀と政府はインフレを起こせます。

例えば、日本国のあらゆる税金を廃止して、国債を全て日銀が買い取って財政ファイナンスをしたとしても、インフレで経済が悪化しないのであれば、酒池肉林の桃源郷・無税国家が誕生します。全員ベーシックインカムで何もしなくても暮らせるようになります。

しかし、そんなことができるなら世界中の国家がしているわけであり、そんな都合のいい話にはならないわけです。

日本のあらゆる税金を廃止して日銀が財政ファイナンスしたり、あるいはデフレ脱却手当を創設して、国民一人あたり1億円配れば、確実にインフレにできるでしょう。

しかし、そんなことをしたら今度はインフレ業火でヤバくなります。つまり、悪いインフレではなく良いインフレにするのが重要です。

この点、浜田宏一氏の発言は、急速にまともになってきたので安心感が出てきました。安倍首相はまだ師匠のレジーム・チェンジに気づいていないかもしれないので、その辺上手く伝えてください。よろしくお願い申し上げます。

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    2013.05.14 Tue l 経済・社会・金融動向 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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