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日経マネー10月号を読みました。



全般的には面白かったです。『退職後の相場悪化リスク 「定率引き出 し」で相場に負けない資産管理』というフィディリティ系列の方の論理で気になるものがありました。

それによると、退職直後に相場環境が悪化して老後資金が目減りしてしまうリスクを避けるためには、「定率引き出し」という出口戦略で対応できるそうです。

生活費として毎月10万円などの「定額」で資産を取り崩すのではなく、資産総額の4%などの「定率」で引き出すと、退職後に相場環境が悪化しても、資産の目減り額は少なくなるという理屈でした。

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60歳からの当初5年ほど相場が悪くて収益率が悪かったケースでは、毎年4%の「定率引出」の場合、毎年40万円の「定額引出」よりも、75歳時の資産残高はかなり多いので、相場の下落に対応できるそうです。

しかし、そんなのは当たり前です。定額引出の場合は毎年40万円ずつ取り崩すのに対して、定率の場合は、初年度が40万、2年目が29.4万、3年目が20.5万と取り崩し額が減ります。最後の5年間は、18.7万・17.3万・13.5万・16.7万・22.5万です。

15年間のトータルでは、定額引出は600万円取り崩しているのに対して、定率引出は359.7万円しか取り崩していません。

つまり、「定率引出だと資産の目減り額は少なくなる」というのは、「運用に失敗したらその分消費しなかったら、資産の目減り額は少なくなる」ということを言っているにすぎません。

「So what?」という話であり、「相場に負けない資産管理として有効な方法だ」と名前を出してドヤ顔で語っているのは少々・・・。

40万円取り崩していたのを、運用に失敗したからといって13.5万円にするのは結構厳しいと思いますが・・・。まあフィディリティの立場としては、そのような言説になるのでしょうね。その立場なら進軍ラッパを(以下略)

個人的には、60歳後の投資は、異業者間FX両建て・優待・IPOなどで長期金利プラスαの安定運用がいいと思います。

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    2012.09.17 Mon l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    No title
    利用するおカネではなく、運用するおカネに注目している点で「運用側の目線」ですよね。
    2012.09.17 Mon l 吊られた男. URL l 編集
    Re: No title
    その通りだと思います。そういう立場の方々はやはりそういう目線のことが多いということで、最終的に自分の運用は自分で決めるのが大事かなと思いました。
    2012.09.19 Wed l まつのすけ. URL l 編集
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