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東洋経済の保険特集号を読みました。


週刊 東洋経済 2012年 1/7号 [雑誌]

保険業界によるステマ臭が漂っている特集でした。

冒頭から、「収入の少ない若者の場合、生命保険に加入している人は少ない。いわゆる“保険難民”が増えている」と記述されており、保険未加入者を難民呼ばわりしています。

しかし、保険とは手数料30~35%のコストを支払い、大数の法則の下で給付金の獲得を目指す金融商品であり、性質は宝くじや競馬などのギャンブルに類似しています。違いは、リスクテイクに用いるか、リスクヘッジに用いるかの差です。

したがって、保険未加入者を「保険難民」と呼ぶのであれば、馬券を購入しない人を「馬券難民」と呼ばなければならなくなります。さすがにこの難民レッテルには無理があります。

『「提案力」誌上コンペ、あなたに合う生保』というコーナーがありました。生保や代理店の営業担当者が、年代・家族構成・年収などカテゴリー別におすすめ商品を提案するという記事です。これが凄まじい。

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■Case1として、28歳・独身男性・会社員・一人暮らし・年収400万円の人に対するおススメプランが掲載されていました。

アクサ生命からは、10年の定期がん保険、終身医療保険、1112万円の死亡保険(満期保険金あり)のセットが提案され、月額保険料1万2126円でした。

28歳の独身男がなぜ1112万円の死亡保険に入らなければならないのか摩訶不思議でした。個人的にはどんなに頑張っても300万くらいが精一杯だと思いますが、さすが外資系生保の肉食営業です。

第一生命からは50万の終身生命保険、630万円の定期生命特約、その他特約てんこもり、定期医療保険・特約てんこもりで、月額保険料1万1975円が推奨されていました。

こちらもトータルで680万円の死亡保障はどう考えても不要です。特約てんこもりであり、加入している保険の内容難民になりそうな複雑な保険でした。


■Case2は、44歳・独身女性・会社員・一人暮らし・年収550万円でした。

日本生命からは、終身生命保険10万円、生命系特約まみれ(死亡・高度障害時の総受取額2010万円)、終身医療特約・がん特約、58歳までの3大疾病保障・疾病障害保障・介護保障定期保険特約などで、月額保険料2万8326円でした。

44歳独身女性に2010万円もの生命保障がなぜ必要なのか意味不明です。肝心の3大疾病保障・疾病障害保障・介護保障は58歳で切れてしまうという内容です。

東京海上あんしん生命からは、終身生命800万・終身介護300万・終身医療・がん保険などで、月額保険料3万6092円 でした。貯蓄性がある終身生命保険が800万であることから、保険料が高くなっています。

予定利率固定型の終身生命保険はデュレーションが超長い債券と同じ性質があり、将来の金利上昇・インフレに弱い性質があります。信用リスクもあります。それについては、十分に考慮する必要があるでしょう。


■Case3以下は省略します。感想としては、収入の3~5%程度の保険料になるようなプランばかりでした。「支払えなくはないかな」と考えられる最大の保険料のプランを提示している印象でした。支払えるギリギリのプランを提示すると言う意味で肉食営業であり、顔も名前ももろに出してすごいなと感心しました。

全体的に保険ステマ臭が漂っている号でしたが、役に立つ記述もありました。生命保険にかかる税金、新しい生命保険料控除、保険金給付申請時の注意点などは役に立ちました。

いわゆる出口の給付申請において、注意すべき点が書かれていました。以下のようなケースです。

・寝たきり状態になり、高度障害保険金がもらえるのに、その存在を知らない。
・がん保険で通院給付金がもらえるのに、自宅への往診分も通院日数にカウントされるのを知らず、診断書にその記載がないため、往診日数分の給付を受け取っていない。
・リビングニーズ特約に気付かない。

保険の内容を正確に理解しておくのはとても重要であり、給付の範囲を正確に認識しておくとともに、給付請求前に保険会社に対しては、しつこいくらいに綿密に確認しておくのがいいでしょう。

金融商品の基本は、「自分が理解できない商品は契約してはいけない」です。複雑怪奇で自分が内容を正確に理解できない保険には入らないほうが無難だと思います。

雑誌を鵜呑みにするのではなく、多くの保険会社を比較検討してお得な保険を探すが無難です。

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    2012.10.05 Fri l 保険 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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