TOP > 経済・社会・金融動向 > ご覧のページ
■経済産業省の電力システム改革専門委員会で、電力改革の基本方針が固まり、電力小売りの全面自由化、発送電分離の推進が盛り込まれましたね。「全ての国民に『電力選択』の自由を保証する」と明記されました。

経済産業省は、改革の時期や具体的内容を年内に決定して、電気事業法などの法制度の改正にも取り組むそうです。

電力会社の地域独占の撤廃、新規参入や電力会社間の競争の促進、消費者の電力会社選択の自由、電気料金が今より安くなることなどが期待できます。

私が以前に述べたのと同じ方向性であり、いいね!と思いました。

霞ヶ関では東電を利用している省庁はなく、エネット、丸紅、昭和シェル石油、F-Power、イーレックスなどから電力を購入していました。また、読売新聞によると、皇居や自衛隊施設、横浜市、千葉市、立川市、町田市などでPPS(独自の発電所で作った電気を販売する新規参入事業者)の導入が進んでいるようです。

これまで消費者は鬼のような給料・福利厚生・ファミリー企業への割高な発注などによる高コスト体質の地域独占電力会社の電力を利用するしかありませんでした。

しかし、今後の電力改革で、官公庁や地方自治体と同様に、消費者も今より安価な電力を購入できるようになるかもしれません。もう東電社員の8.5%の財形貯蓄のコストを負担しなくてよくなります。

スポンサーリンク
■やっと東日本は長年にわたる東電人民共和圏の支配からの脱却の一歩を踏み出しました。

これまでは、親愛なる偉大なる敬愛なる東電様を批判する言論人に対しては、玄関に猫の死骸が届けられ、周囲はまったく停電してないのにその人の家だけ停電するような状況でした。

“クビ官僚”に闇の圧力!玄関に血まみれ死体の恐怖

まさに東電人民共和圏であり、中国やロシアを大きくは笑えません。さすがに日本では暗殺まではいきませんが・・・。


■PPSは独占電力会社より信頼性に劣るのでは?という疑問もあるかもしれませんが、電力会社の送電線を使うため安定供給に関する問題はありません。

また、資本はしっかりした会社が多いです。例えば、PPS大手で霞ヶ関とも取引がある「エネット」は、親会社がNTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスです。NTT・東京ガス・大阪ガス傘下であれば、安心できるのではないでしょうか?

東電とPPSの最も大きな違いは、コスト構造です。東電は、例えば以下のような超絶福利厚生費があり、それがそっくりそのまま電気料金に上乗せされています。

----------
年8.5%のリフレッシュ財形貯蓄の利子
年3.5%の財形貯蓄の利子
健康保険料の70%会社負担
社員専用の飲食施設「東友クラブ」
接待用飲食施設「明石倶楽部」
ホテル並みの特別室がある東電社員専門の病院
都内最大級のグラウンド、保養所、スポーツチーム、楽団、サークル費用・・・
(キリがないので以下略)
----------

これに対して、PPSは一般の会社と同じようなコスト水準であり、それが電気料金の差になっていると思います。

今後の電力改革に期待します。自由化したものの、制度設計がうまくいかずにPPSの参入が難しく、結局オールド電力会社の大きな独占が維持されたままにならないように、経済産業省に頑張って頂きたいと思います。

経産省のこれまでの行政を批判したくもなりますが、過去はもう戻ってきません。最も大事なのはこれからの制度設計です。経産省が動かなかったら、すべてはこれまでのままになってしまいます。

ファイナルファンタジーⅧの言葉を借ります。
「なあ、過去なんてもうどうしようもないだろ?未来の話をしようぜ」

スポンサーリンク

Google+で売買報告や限定投稿を配信しています!


関連記事

    2012.07.14 Sat l 経済・社会・金融動向 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    トラックバック
    トラックバック URL
    http://thegoalnext.blog.fc2.com/tb.php/633-82e5119b
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)