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■前中日ドラゴンズ監督の落合博満氏の著書「采配」を読みました。


采配


スポーツ選手の著書は読み手視点を考慮したものが少なく、「オレはこうやった」が前面に出たオレオレ本が多いイメージがあります。しかし、本書は読み手を考慮した作りになっていると感じました。

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「アマチュア作家は自分が書きたいものを書き、プロ作家は他人が読みたいものを書く」旨のことを聞いたことがあります。本書は、まさに他人が読みたいものを書くという視点が入っていると思います。

世の中の多くの人は、会社員・自営業者・中小企業経営者です。落合氏の経験や出来事から、そういう一般人にも当てはまり、一般人の役に立つような抽象化・論理展開がなされています。

例えば、野球における出来事から、次のような一般論を導出していました。
「前向きにもがき苦しむ経験は、すぐに結果に結びつかなくても必ず自分の生きる力になっていく。」、 「ただひたすら勝利を目指していくこと。そのプロセスが人生というものなのだろう。」、「一度きりの人生に悔いのない采配を振るべきではないか。」

無名戦士から頂点中の頂点まで幅広い経験がある落合氏の本書は、中学生から社会人まで幅広い層が楽しめる本だと思いました。


■ところで、ギリシャの総選挙が迫ってますね。緊縮派(ND・PASOK)が過半数を確保した場合は、短期リバウンドし、その後はいつものパターン、新たな悪材料が出るまでは、世界経済が上昇傾向の時はユーロ高、経済が悪化傾向の時はユーロ安になるような気がします。  

反緊縮派(SYRIZA)が過半数を確保した場合は、一昨日にも述べた「ギリシャのユーロ離脱後のユーロ共同債」や銀行同盟が結末かなと妄想しています。

欧州首脳の発言からは、ギリシャには堪忍袋の緒が切れており、ユーロ離脱も止む無しですが、アイルランド・ポルトガル・スペイン・イタリアの四天王は痛みを伴う改革も受け入れており、大混乱・欧州分裂を避けるために、支えるコンセンサスがある気がします。

ギリシャが独自の政府紙幣を印刷ぜざるを得なくなり事実上のユーロ離脱となった後、残った諸国でユーロ共同債の導入、財政同盟・銀行同盟が発動され、ユーロは鋭角なリバウンドと妄想しています。

その後のギリシャは茨の道。ロシアやアルゼンチンとは異なり、外国に売るものがないギリシャが輸出で潤うか?インフレが一時的な競争力を帳消しにしないか?社会騒乱で治安が安定しない国に旅行に行く外国人は多くないのでは?という疑問符との戦いになるでしょう。

緊縮派・反緊縮派のどちらも過半数に届かず、挙国一致内閣で組閣もできなかった場合は、問題の先送りで落ち着かない展開が継続か。

ユーロ首脳陣、ギリシャ人は、ここ20年で最大級の難局にどのような「采配」を振るうのか。グローバル化されて世界は至る所で相互影響を受けており、日本の私達にとっても、願わくば平穏な結末が訪れてほしいですね。

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    2012.06.15 Fri l 経済・社会・金融動向 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    No title
    こんばんわ。

    落合博満の「采配」をユーロの采配と繋げるところがまじ上手いです。何度も読み返して関心しっぱなしです。
    別々に見ると関係ない事柄を、一本の線で通すところがブローガーの真骨頂ですね。本当に勉強になりました。
    2012.06.16 Sat l すぱいく. URL l 編集
    Re: No title
    ありがとうございます。ギリシャの選挙どうなりますかね。どちらも過半数に届かず、再々選挙というオチの可能性も十分ありそうですね・・・。
    2012.06.17 Sun l まつのすけ. URL l 編集
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