TOP > 投資対象 > 為替・外債・FX > ご覧のページ
■ブラジルレアル円が直近では2011年4月をピークに大きく下落しています。

ブラジルレアル円チャート


5年チャートでは、リーマンショック後の最安値と同じくらいの水準になっています。

ブラジルレアル円5年チャート


スポンサーリンク
日本に積みあがったブラジルレアル投信は阿鼻叫喚の状況になっています。「安定して高利回り」のつもりが、実は株式並みのリスクが内包されていたということです。

当ブログのコメント欄にも、以前に日本の財政破綻を確信して数千万円分ブラジルレアルに投資したという人が現れました(真偽は不明です)。財政破綻を確信するのは大いに結構ですが、ブラジルレアルだけに数千万というのは、さすがにちょっと・・・という気がしました。幅広い通貨に分散した方がいいような・・・。

ブラジルレアルの終わりの始まり?


■日本の投信で、特定の資産に集中的に投資するものが急激に残高を伸ばすと、しばらくは調子がいいのですが、やがて価格が大きく下落することが多いです。本当によくあります。

日本の投信で大々的に設定される目新しい投信は、概ね機関投資家が吸い尽くしており、旨みがなくなってだぶついており、投資信託に加工して大々的に日本のリテールで販売されるということがあったりします。

証券会社が不特定多数の個人に特別に有利なものを販売するということは絶対になく、数千万円を投じる前に「そんなにこの資産が今後も堅調だと言えるのか?ハメ込まれていないか?」と深く考えるべきだと思います。

もちろん世界経済の回復を予想するのなら、今からブラジルレアルを買うのは悪くないかもしれません。


■日本で人気がある通貨は、ブラジルレアルや豪ドルなどの高金利通貨に偏っています。これはアメリカにおけるメキシコ・ペソ問題と似ていると思いました。

ナシーム・ニコラス・タレブの本かどこかで読んだのですが、アメリカでは、長い間為替市場の安定が続くと、高金利に釣られて、為替トレーダーやヘッジファンド、リテールマネーがメキシコ・ペソを買いにくるそうです。しばらくの間、彼らはペソの高い金利にご満悦です。

そして、ある日派手な下落局面が訪れて、彼らは思いがけず吹き飛んで、大損をしてクビになったり外国為替にコリゴリになります。

そして次の安定した時期がまたやってきます。新しく為替トレーダーになった人や、新しく高金利に釣られた個人投資家は、悲惨な出来事を知りません。過去の為替チャートはチェックしたかもしれませんが、「今度こそは大丈夫」と人は考えがちです。彼らはペソに引き寄せられて、同じことを繰り返します。

日本のブラジルレアルと全く同じですね。ブラジルレアル/円と、メキシコペソ/米ドルについては、今後も天使のような上昇と悪魔のような下落の歴史が繰り返されるのでしょう。

「高い成長率の国の通貨は上昇する」「高金利通貨は有利」といった単純な図式が当てはまらないのが、為替市場です。

為替取引はゼロサムゲームであり、購買力平価が長期的には該当する以上、為替取引は売買タイミングや相場観が非常に重要です。「タイミング売買はよくない」と言っておきながら高金利通貨を長期保有するのは、敗者のゲーム一直線です。

「相場観に頼った売買はよくない」と言っておきながら、「将来は円安になる可能性が高い。外貨を持つのがリスクではなく、持たないのがリスク」と言い、大いなる相場観を発揮している人がいますが、自己矛盾としか言いようがありません。

スポンサーリンク

Google+で売買報告や限定投稿を配信しています!


関連記事

    2012.06.11 Mon l 為替・外債・FX l コメント (0) トラックバック (0) l top
    コメント
    コメントの投稿











    トラックバック
    トラックバック URL
    http://thegoalnext.blog.fc2.com/tb.php/560-8fe63e73
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)