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「合理的市場という神話 ―リスク、報酬、幻想をめぐるウォール街の歴史」という本を読みました。



「金融市場はどのように動いているか」に関する一連の理論の歴史が記述されていました。 以下は面白かった点の要約です。

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・効率化市場仮説では、「市場は完璧に経済合理的に情報を解釈して正しい価格が形成される」とされている。オプション価格評価モデルやCAPMに基づくと、マーケットリスクは正確に計測・管理できるとされている。

しかし、合理的市場理論は、複雑な世界を極端に単純化している。それが有益なケースも多いが、現実を100%ありのままに反映したものではない。非現実的な側面もあり、不滅の真理ではない。

「株価の変動を予測するのは難しい」という考察から、「株価は正しい」という結論を導き出す論理の飛躍は、経済思想の歴史の中でも、最も著しい誤りの一つ。しかし、結論の浸透ぶりと影響の大きさは驚くべきものがある。

・常に合理的な価格が形成されるには、正しい情報を持たない投資家の考えが、正しい情報を持つ投資家の考えに収束して、既知の情報に関する見解が、常に一致しなければならない。しかし、それは往々にして十分ではない。

ファンド選択に常に役立ちそうな唯一の尺度は、ファンドに支払う運用手数料。全体的には、手数料が高いほど最終的な運用成績は低くなる傾向があるので、ファンドの選択においては、コストが優れた万能の出発点となる。

コスト面を考えると、インデックス・ファンドが有力な選択肢になるが、問題はある。 手数料は高いが、それ以上の収益を達成している資金運用者は何人かは必ずいる。しかし、過去の運用成績だけで決めてはならない。「その運用者が何故に市場に勝てるのか」について、説得力のある理由が必要。「皆さんの幸運を祈っている。」(原文そのまま引用)

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    2012.05.22 Tue l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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