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■大数の法則に基づき、「収入-支払>0」となるように商品設計がされており、買い手(契約者)の期待リターンはマイナスである点(契約者全体では損をする点)で、保険とギャンブルは似ています。

また、保険とデリバティブには類似性があり、生命保険は生命、医療保険は健康を原資産としたデリバティブ的な側面があります。

保険会社は「危険差益」という形で安定的な利益を出しています。これが胴元としての収益です。

しかし、一般的には保険は大切なものとされており、ギャンブルは否定的なイメージでほどほどにした方がいいとされています。この違いは、保険は何らかの不幸な出来事が発生した場合に支払われる点にあると思います。

つまり、保険はリスクヘッジで用いられ、ギャンブルはリスクテイクで用いられる点が対照的であり、保険の方はリスクヘッジ機能が評価され、社会的価値を認められているのでしょう。


同じような金融テクノロジーをリスクヘッジに使用すれば保険となり、リスクテイクに使用すればギャンブルになるわけです。 デリバティブはリスクヘッジ・リスクテイクのどちらでも利用することができます。

「過剰な保険料支払いはよくない。保険は必要な範囲に抑えよう」とよく言われていますが、その理由は、必要限度を超えた過剰な保険は、リスクヘッジの意味がないため、「不幸な出来事が発生したら得をして、発生しなかったら損をする」というギャンブルになってしまうからだと思います。

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■たとえ発生する可能性は低くても、発生してしまったら家計に致命的な打撃が及ぶリスクについては、保険でリスクヘッジした方がいいでしょう。

自動車を保有している場合の自動車保険、不動産を保有している場合の火災保険・地震保険、幼い子供がいる場合の生命保険などが挙げられます。

議論があるのが医療保険。入った方が安心という人と不要という人で分かれています。ここは意見が分かれるところです。最近は「一生涯の安心」というキャッチフレーズで終身医療保険が人気のようです。

しかし、20~30歳代の若年層が終身医療保険に入る場合は、医療技術進歩リスクがある点は留意した方がいいでしょう。すなわち、医療制度は技術の進歩などによって大幅に変わる可能性があるため、終身医療保険には、商品が陳腐化するリスクがあります。

ヒトゲノム解読の成果を背景とした遺伝子治療などにより、副作用を予測して治療効果を高める個別化医療が進歩しているようです。各種の重い病の発症に関係する遺伝子や老化に関係する遺伝子の研究も進んでいるようです。

20~30年後は、重い病を特効薬で治療できたり、ワクチン接種で予防できるようになったり、遺伝子治療などにより、ほとんど入院や手術をする必要が無く、主に通院で治療できるようになる可能性もあるそうです。

そうなった場合、入院1日当たり5000円・10000円、1手術あたり10万・20万といった入院給付金・手術給付金を中心とした、現在の終身医療保険はまるで使い物になりません。

病気になることがほとんどない若いうちからせっせと保険料を払ったのに、いざ年をとって必要になった段階ではまるで役に立たないとなれば、支払った保険料は無駄になってしまいます。

現在も、昔に契約した医療保険に基づき、手術給付金を請求したが、「当時の約款では支払対象の手術ではない」として保険金が出ないケースが多いようです。平均入院日数も大幅に低下し、通院治療も発達していますが、昔の医療保険は通院保障はほとんどありませんでした。

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    2012.01.06 Fri l 保険 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 今年も

    まつのすけさんのいつもニュートラルで地に足の着いた記事、
    かなり信頼かつ参考にさせて頂いてます。

    これからも変わらないスタンスでいて欲しいです!

    今年もよろしくお願いしますー。
    2012.01.08 Sun l ちわわ. URL l 編集
    2. Re:今年も

    >ちわわさん

    ありがとうございます(^^)めっちゃ嬉しいです。
    私はずっと変わらないですよ(笑)
    今年も宜しくお願いします!
    2012.01.09 Mon l まつのすけ. URL l 編集
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