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■財政危機がイタリアに飛び火し、イタリア国債の利率・CDSが上昇しました。この状況を利用したいのが、外貨建て資産を売り込みたいリテール営業とFPでしょう。

「イタリアを見てください。プライマリーバランスが黒字で国民の貯蓄率が高くても、市場に不安が走ったら、危機的状況になります。日本の対GDP債務残高は、イタリアの1.8倍近くあります。やがて日本国債がターゲットになりかねません。
インフレ・円安リスクヘッジのために、外貨建て資産を購入すべきです。世界中に分散投資し、国際ポートフォリオを築くべきです」

こんなセールストークが今日も繰り広げられたかもしれません。イタリアは国債消化の50%近くを海外勢に頼っている点、経常収支・対外純資産などの点は、全く触れられないことでしょう。


■しかし、言ってることとやってることが全然違うFPは多いです。雑誌や新聞によく出ている著名FPで、「円安リスクヘッジのために外貨投資は必須」と言っておきながら、自分は長期住宅ローンを組んでいる人や、自分は不動産投資ばかりやっているFPがいます。

この現実は頭に入れておきたいところです。

FPのこの行動は一理あると思います。海外移住しないのであれば、財政破綻リスクヘッジとしては、不動産も有力だと思います。

財政破綻対策で、国内の金融機関で外貨建て資産を保持していても、財政破綻時には無力だと思います。

過去に財政破綻した国家では、国民の外貨建て資産の自国通貨への強制転換がありました。
また、アルゼンチンでは民間の年金基金の国有化という荒業も繰り広げられました。いくら確定拠出年金で外貨建て資産を積み立てても、全て没収される可能性があるわけです。

そこまでいかなくても、重い財産税や金融資産税が課せられる可能性があります。

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■銀行の貸金庫に外貨現物は一案ですが、非常時は差し押さえられる可能性がある気がします。

他方、外貨現物の自宅保管は有効でしょう。
しかし、財政破綻時には治安が悪化する可能性は高いため、強盗リスクがあります。ガードが厳重なマンションでも、マンション内の他の住民や管理人の犯行には弱いです。また、大震災・災害などによる滅失リスクもあります。

外国に資産を移すのは一見よさそうですが、一定金額以上の海外送金はチェックされていますし、非常時には邦人の海外資産の没収も狙うはずという意見もあります。逃げ切れるかどうかは未知数。

また、非常時には海外にある資産を日本国内に戻すのは困難を極めるでしょう。国内外の資金移動が凍結されることは確実です。


■以上のことから、財政破綻が本気で心配であり、海外移住しないのであれば、不動産も一つの手段である気がします。不動産は人間の思い入れが強い資産であり、財政破綻時も強制収用の可能性は低いと言われています。
OECDだかどこかの国際機関のレポートでも、財政破綻時に価値を保持できる資産の一つとして、不動産が挙げられていました。

特に農地。自給自足できる体制を築いておけば万全かもしれません。

私の知り合いに家庭菜園が趣味の人がいて、趣味がだんだんエスカレートしてほとんど農業状態に陥り、挙句の果てには早期リタイアしてプチ農業をしている人がいます。岩手在住です。

野菜はほぼ自給自足であり、後は米と鶏を導入できればパーフェクトだと言っていました。このような資産ポートフォリオとスキルは、強力な財政破綻リスクヘッジになると思います。

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    2011.12.06 Tue l 資産運用の考え方 l コメント (6) トラックバック (0) l top
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