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■金融危機への発展も懸念されるような状況になってきました。前回の金融危機は2008年、その前は2003年、その前は1998年でした。

およそ数年に1度程度は世界のどこかで金融危機が発生しており、株価や為替レートが大きく変動しています。今後も同様でしょう。

パターンは概ね同じの印象があります。金融機関や一般事業会社や家計などの資産にバブル的状況があり、それが弾けて価値が暴落し、不良資産・不良債権化して資本に穴が開き、リスクオフ・デレバレッジ・信用収縮が発生して実体経済も悪化するパターンです。


■1998年のアジア通貨危機においては、アジア諸国の通貨がバブル的に過大評価の状況でした。また、後から振り返るとロシア国債が過大評価でした。

ドルペッグが崩れたことから、ドルペッグを前提に外貨建て債務を積み立てていたアジア諸国の企業が、為替レートの暴落とともに債務が急増し、阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。日本でも複数の銀行や証券会社が破綻しました。

また、ロシア国債にレバレッジをかけて投資していたヘッジファンドは、ロシアデフォルトで大打撃を被りました。

2003年の日本の金融危機は、バブル崩壊の負の遺産、地価・株価下落や経済低迷などを背景とした不良債権が原因でした。「みずほが米国のシティグループに身売り」という週刊誌報道もありました。みずほが復活し、シティグループが大コケしたのは歴史の皮肉。

2008年の金融危機は、サブプライムに象徴される証券化商品の暴落が要因で、今回はPIIGS国債となっています。今考えると、ギリシャやポルトガルの国債がドイツ国債とそれ程利回りが変わらないというのは、バブルでした。

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■過去の金融危機における底入れは、金融機関の破綻が発生し、他の大手金融機関への公的資金注入でした。

2003年はりそな銀行への公的資金注入、2008年はリーマンが破綻して翌年3月にシティグループへの公的資金注入があったところが底打ちでした。今回も、欧州の大手金融機関に公的資金が注入される事態があれば、そこが底になるかもしれません。

もちろん先進国の財政の持続可能性に焦点があたっている点は、「This time is different」です。

それは否定できませんが、過去の金融危機同様に、今後欧州銀行の破綻や公的資金注入などがあれば、株式・REIT・ハイイールド債、豪ドル・ブラジルレアルなどの高金利通貨の絶好の買いどころとなる気がしています。今はまだ早い気がします。

もちろん「取らぬ狸の皮算用」になるかもしれませんが、特に豪ドルあたりは買い場を探っています。豪ドル円は、天使のような上昇と悪魔のような暴落を繰り返します。リーマンショックの頃の水準に再び下落することがあれば・・・ご馳走様です。

■数年に1度は訪れる金融危機時においては、どう控え目に予想しても資産価格は割安というところまでリスク資産の価格が低迷することもあります。 このような時にリスク資産を購入できるかは、「その時点でリスクを取れる余剰キャッシュがあるか否か」が大きく影響するでしょう。 そのような際に「もうこりごり」「リスク余力がない」という状態になっていないことが重要。

逆に好況期には、「今の資産価格を正当化するには今後ずっとメッチャ高い成長が必要だよね」という状況があったりします。このような際は、一時的にリターンが周囲に比べると低くなる覚悟を取って、宴から離脱することが必要。宴会で飲みすぎるとリバースしてしまいます。

自分の資産をリスクに晒すのであれば、やはり世の中が暗いときにリスクテイクし、世の中が明るいときにリスクオフするのが大事だと考えます。

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    2011.10.02 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (3) トラックバック (0) l top
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