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■「高い長財布を買うと、収入が財布の200倍に上がる」旨の内容の本を見かけました。

「年収が高い人は、高い長財布を持っている傾向がある。年収は財布の価格の200倍前後の範囲に収まる」という内容であり、「年収1000万円を目指すなら、5万円の長財布を買いなさい!」というキャッチフレーズでした。

また、その本の著者が登場した雑誌では、「財布の200倍が現在の年収より大きい人は、これから収入が増えていく。小さい人は、これから収入が落ちていく。現在の年収が300万でも、10万円の財布を使っている人は、間違いなく年収2000万の方向に進んでいく」旨の記述がありました。

「高い財布を持っている人は、『この財布にふさわしい金額が入ってくるはずだ』と予感しているのであり、お金はそうした確信を持った人のことが大好きなのだ」ですかそうですか。

「1万円札を奥にして5000円、1000円の順番で頭を下向きに入れる」、「常に7万7千円入れている」そうです・・・。スピリチュアルですね。。

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■確かに、年収と財布の価格との間には、相関関係があるでしょう。しかし、「高い財布を持っている→したがって、年収がアップする」という因果関係はないと思います。

年収が高い人はお金に余裕があるため、高い財布を買うのが現実だと思います。因果関係は逆であり、「年収が高い→したがって、高い財布を買う」です。

例えば、財布以外にも、車や家や時計など、年収と比例関係にある物は他にもあります。

この本の論理がまかり通るならば、「年収1000万を目指すなら、300万以上の車を買え」とか、「年収1000万を目指すなら5000万以上の家を買え」とも言えてしまいます。

財布という物は、お金やクレジットカードを収納することから、他の物とは異なる何ともいえない特性があることから、このような勘違いが生じたのかもしれません。

この問題については、堀江貴史氏が、雑誌のインタビューで、「お財布にお札の向きを揃えて入れるとかは、迷信ですね。あるいはオカルト、そうでなきゃお財布プレーかな。」と秀逸なコメントをしていました。


■まとめると、年収と財布の価格との間には、相関関係はあるが、「高い財布を保有→年収アップ」という因果関係はありません。「年収が高い→高い財布を保有」です。

相関関係と因果関係を混同したり、因果関係の向きを誤認してしまうことは、よくありがちなので、大きな意思決定の際は注意したいと思いました。

また、「お札の向きを揃えて下向きに入れる人は、お金に好かれる。そういう人にお金は集まる」という理論は、残念ながら、非科学的な天動説とならざるを得ません。

ただし、そういう信仰によって精神的効用が得られ、効用がコストを上回るのであれば、合理的行動とも言えるでしょう。宗教や占星術、スピリチュアルと似ています。信仰がない部外者が「非科学的だ」と言うのも大きなお世話かもしれません。大いに結構でしょう。

ちなみに、私の財布の価格は約9万円です。以前につきあっていた人からもらいました。(※私は15万円のバックをあげて、レストランやらホテル代やらを散々おごったので、トータルリターンは大幅なマイナスです。。)

万が一ではなく兆が一、年収は財布価格の200倍理論(高い財布保有→年収アップ)が正しければ、私の年収が1800万に上昇することになります。間違っているとは思うが、正しい方が望ましいという倒錯した感情を抱きました。。

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    2011.06.15 Wed l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (11) トラックバック (0) l top
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