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三菱東京UFJが個人向け劣後債を発行します。

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※劣後債とは、預金や普通社債などの一般債権よりも元利金の返済順位が低い社債です。

社債発行時に規定された劣後事由(破産、会社更生手続きなど)が発生した場合、一般債務の元利金が全額支払われた後に、劣後債の元利金の弁済が行われます。

破産や会社更生などの事態になったら、元本はほとんど戻ってこない可能性が高い。

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.。.:*・゚☆。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚ 期間:約10年(期限前償還条項付) 購入単位:250万円 利率:1.40~2.10%(2月18日決定) 募集期間:平成23年2月21日~平成23年3月10日

格付け:AA-(JCRより取得予定)/A(R&Iより取得予定)

主幹事:MUFJモルスタ証券 .。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚

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R&IのA格の10年後デフォルト率(1978~2009年)は1.93%でした。

本日のデータでは、同社の機関投資家向け社債の店頭売買参考統計値利回り平均値(複利)は、残存期間約10年ものが1.667%(2021/01/20償還)

「店頭売買参考統計値は、必ずしも実際に売買が成立した利回りと整合的ではない」という意見もありますが、仮に今回の劣後債の予定利率の中央値(1.75%)であれば、それ程不利な条件ではないかもしれません。

しかし、期限前償還条項がついている劣後債で、10年1.75%というのは、個人的にはちょっとキツイかなと思います。

2~3年以内に日本国債10年物の利回りが1.5~1.6%くらいまで上昇する可能性は十分にあるような気がしており、長期債には慎重になりたい場面だと思っています。

しかも、期限前償還条項がついているので、仮に金利が低下の一途をたどったとしても、特に残存期間5年を切ったら、期限前に容赦なく償還されてしまいます。

私はここしばらくの個人向け社債に対しては否定的な見解を連発していますが、万年悲観論者ではありません。

このブログに書いてきたとおり、2009年上期のメガバンクの3%近い劣後債や、鉄道会社の2%近い社債は買ってもよいというスタンスでした。

他方、現在の低金利・低スプレッドで長期社債を買うのは、個人的には抵抗があります。

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    2011.02.12 Sat l 個人向け社債 l コメント (6) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. こんにちは

    いつも参考にさせてもらってます。

    一つお聞きしたいのですが、三菱東京UFJは何故この時期に劣後債というものを発行する必要があったのでしょうか?
    また早期償還されない可能性というか、どうなったら早期償還されないことになるのでしょうか?

    もしよければ教えてください。
    2011.02.16 Wed l koko. URL l 編集
    2. Re:こんにちは

    >kokoさん

    はじめまして!ありがとうございます。

    劣後債は残存期間5年を切るまでは自己資本の一部とみなしてよいため、自己資本増強策の一環でしょう。

    また、低金利で資金調達できる環境であるため、長期の資金調達が有利だと考えたのかもしれません。

    アメリカでも、マイクロソフト、コカコーラ、イーベイなどの優良企業が、過去最低水準の金利で、過去最大規模の社債発行を昨年に行っています。

    金利が上昇したら社債を早期償還せずに満期まで保有するのが、三菱側にとって有利であるため、金利が上昇したら早期償還されない可能性が高まります。

    三菱側としては金利上昇のリスクヘッジになり、個人投資家側としてはオプションの売り手になる(金利上昇リスクを背負う)ような性質があると思います。
    2011.02.18 Fri l まつのすけ. URL l 編集
    3. Re:Re:こんにちは

    >まつのすけさん

    ご回答ありがとうございました。
    ご丁寧な説明でよく分かりました。

    5年後の早期償還の可能性についてなんですが、、、、5年後には自己資本の一部にカウントされなくなりこの劣後債は銀行にとってただの借金になるため早期償還さない確率はほぼゼロ、、といったことを聞いたのですがそんなこと断言できるもんなんでしょうか?
    2011.02.20 Sun l koko. URL l 編集
    4. Re:Re:Re:こんにちは

    >kokoさん

    基本的には5年後に償還される可能性が高いと思いますが、金利が大きく上昇している場合は別です。

    例えば、5年後に金利が大きく上昇しており、三菱東京UFJが5年3%を出さないと資金調達できない状況だとしましょう。

    こういう状況で、かつ三菱側で資金流出を防ぎたい状況であれは、償還しない方が得であるため、償還されないことになります。

    要するに、もし早期償還されなかった場合は、投資家側にとっては、不利な状況となってしまいます。。
    2011.02.20 Sun l まつのすけ. URL l 編集
    5. Re:Re:Re:Re:こんにちは

    >まつのすけさん

    ご回答ありがとうございました。
    よく理解できました。
    これからも更新楽しみにしてます。
    またいろいろ教えてくださいね。
    ではでは。
    2011.02.22 Tue l koko. URL l 編集
    6. Re:Re:Re:Re:Re:こんにちは

    >kokoさん

    よかったです^^
    そう言って頂けると嬉しいです。今後もよろしくお願いします。
    2011.02.24 Thu l まつのすけ. URL l 編集
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