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■マネックス証券で、人民元建て中国国債(約3年)が販売されるそうです。メジャーな証券会社で取り扱われるのは、おそらく初めて。

人民元建て資産は魅力的ですが、今回の商品の留意点としては、以下3つが挙げられます。

(1)利率が年1.00%

中国の預金基準金利は2.75%なので、預金と比較しても利率が低いです。また、中国のインフレ率は4~5%程度まで上昇しているので、実質マイナス金利となっており、この点では通貨安要因です。

(2)為替差益が得られるかは未知数

人民元が米ドルに対して徐々に切りあがっていく可能性(人民元高の可能性)は高いと思われますが、対円は未知数です。

人民元は米ドルにペッグしており、円が米ドルに対して更に円高になってしまうリスクはあることから、円安・人民元高に必ずなるわけではなく、逆に円高・人民元安になってしまう可能性も残ります。

今回のマネックスの商品では、利金・償還金は円貨での受取なので、人民元で保有し続けるという選択肢はなく、利金・償還金受取時、特に2013年12月の為替レートが重要になってきます。

(3)為替手数料がかかる

今回のマネックスの商品では、利金・償還金受取の際、1中国人民元あたりで、為替手数料が20銭かかるそうです。

また、約定日の14時30分頃の実勢為替レートに為替手数料20銭を加えたレートが適用されるので、購入時も為替手数料が20銭かかります。

人民元レートは、現在約12.536なので、為替手数料が片道約1.6%、往復3.2%かかることになります。人民元中国債は年利1%なので3年間で3%となりますが、為替手数料が片道約1.6%、往復3.2%かかるので、実質的には合計で元本割れ(-0.2%)となります。

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■現在、日本国内で気軽に低コストで人民元建ての債券・預金をしようと思ったら、他にはHSBCプレミアや中国銀行(bank of china)東京支店などの銀行の人民元建て預金しかありません。

※マイナーな金融業者の怪しげな匿名組合関連のファンドや、信託報酬がかなり高い投信、スワップポイントが買いもマイナスのFXは除きます。

今回のマネックスの商品は、HSBCプレミアや中国銀行の人民元預金と比べると、利率も高いし、為替手数料も安いです。

したがって、前述の3点の留意点について許容でき、日本国内で手軽に人民元建ての債券に投資したいという方には、有力な選択肢でしょう。

私自身は買いませんが、もしこの商品を買うのであれば、FXで米ドル/円を売って、為替リスクをヘッジし、人民元の対ドルでの切り上げ分の為替差益を狙うのがいいかなと思います。

店頭FXの最も低い業者では、現時点では、米ドル円の売りのスワップポイントは1万通貨で-1円なので、年利0.04%程度のコストでヘッジ売りが可能です。

ただし、今年一杯は大丈夫かもしれませんが、2012年以降はFRBの利上げの可能性も十分あるため、ヘッジコスト(売りスワップポイントの支払い金額)が上昇するリスクもあります。

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    2011.01.22 Sat l マネックス債 l コメント (5) トラックバック (0) l top
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