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新年明けましておめでとうございます。昨年はアクセスありがとうございました。皆様のアクセスのおかげでブログを続けられています。今年もできる限り更新したいと思っていますので、よろしくお願い致します。

前回 のまとめです。

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・今後の日本株についてのスタンスは、「新たな悪材料が出なければ、当面はホールド継続、PBR1倍接近で押し目買い検討」

・日本株は世界経済の変化・海外投資家の動向にセンシティブであり、グローバルな視点が重要

・日本株は米国10年債利回りと連動性が高いが、米国経済は緩やかに回復し、2012年以降の利上げが視野に入ってくるのではないかと思われる。

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■日本国内の経済は、踊り場的な状況であり、2009年の急回復局面が終わり、足踏み状況となっています。重要な経済統計も、それを裏付けており、ここ数ヶ月は軟調な傾向となっています。

The Goal

  <鉱工業生産指数>

The Goal

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日本経済の牽引である輸出も、ここ最近減少傾向となっており、2月くらいまでは輸出や生産が悪化傾向となるというエコノミストの意見もありました。来年春までは、景気判断は踊り場か2番底入りかで揺れる展開か。

設備投資も軟調です。直近の短観では、2010年度の設備投資計画は、全規模合計・全産業では、前年度比0.4%増と前回調査から上方修正されましたが、生産・営業用設備判断DIの変化幅(「過剰」-「不足」)は、前回調査とほぼ変わりませんでした。

全体的に見ると、企業業績はここにきて好転してきており、フリーキャッシュも潤沢である傾向ですが、欧米や日本経済の景気後退懸念、先行きへの不透明感から設備投資に積極的になれない状況でしょうか。

法人企業統計においては、設備投資は減価償却費を大きく下回る水準での推移が続いているようです。つまり、純投資がマイナスということですが、これは02~03年の一時期を除くと、過去数十年間ほとんどなかったことであり、企業が設備ストックを絞っていることがわかります。

ただ、世界経済の緩やかな回復基調を受け、設備投資は小幅な増加が見込まれるという意見もあります。

このように国内には踊り場的な状況もありますが、企業業績は堅調な回復が見込まれています。2010年度の日経平均の予想PER(日経)は15.92、予想EPSは642.52であり、V字回復となりました。

来年度のQuickコンセンサスは、EPS約760となっており、次年度も増益が見込まれています。

今のところは堅調な企業業績、好調な新興国経済、緩やかな回復が見込まれる米国経済への楽観論と、不透明感への悲観論の狭間で、株価も揺れ動いていく展開でしょうか。

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■では現在の株価水準はどうかというと、現在の日本10年債の利回りは1.11%であり、日経平均の益利回り(6.28%)との差は5.17%あります。

日本企業の成長がゼロだと仮定しても、リスクプレミアムは5%強あり、妥当なバリュエーションです。少なくとも割高ではありません。

2011年の大雑把な株価レンジを、次の4つのEPSと、5つのPERをかけ合わせたマトリックスで抑えておこうと思います。

EPSのcase(1)・・・今期の予想利益(EPS)

(2)・・・今期の予想EPS-10%

(3)・・・来期のQuickコンセンサスの予想EPS

(4)・・・来期のQuickコンセンサスの予想EPS-10%

<日経平均>

PERcase(1)(2)(3)(4)
13.928,9448,04910,5799,521
14.929,5868,62811,33910,205
15.9210,2299,20612,09910,889
16.9210,8719,78412,85911,573
17.9211,51410,36313,61912,257

※PERは赤字の15.92が現在の値。PERは大雑把には1σが「1」です。上から-2σ、-1σ、現在のPER、+1σ、+2σというイメージです。

現時点でのQuickコンセンサスの来期企業業績が実現し、PERが変化しなかったと仮定すると、日経平均は約12,000円まで上昇することになります。

他方、日経平均のPBR1倍は8,668.6です。経営状況に不安がある企業は別として、インデックスとしては、PBR1倍は強力な下値抵抗になると思われます。

したがって、日経平均が2011年に12,000円を超えるには、企業業績がQuickコンセンサス以上に上振れるか、投資家が日本株の将来に強気・楽観的になること(PERの上昇、リスクプレミアムの縮小)が必要になってきます。

<TOPIX>

PERcase(1)(2)(3)(4)
14.42789710929836
15.42844760994894
16.428998091,058952
17.429548581,1231,010
18.421,0089071,1871,068

※Quickコンセンサスでは、日経平均は来期は約+17.73%の増益が見込まれており、(3)と(4)については、それを流用して計算しています。

現時点での予想では、TOPIXは約1,050円まで上昇する可能性があり、PBR1倍は795.4ですので、TOPIXのレンジは、790~1,050あたりか。出遅れ内需企業の業績回復に期待したいところです。

■個人的には、09~10年にTOPIX800近辺で何度かスポット買いをしており、日本株は概ね理想の保有割合となっているので、11年は上値追いは慎みます。

新たな大きな悪材料が出ていないにもかかわらず、センチメンタル(不透明感、先行き懸念)が主要因で日経平均9000円割れ、TOPIX800円近辺まで下落することがあったら、押し目買いを検討するスタンスで臨みたいと思います。

日本株の長期的な視点としては、日本企業の目覚しい成長が期待できるかというと、現時点では残念ながら、EPSが右肩上がりに上昇していくのは、強くは期待できないところです。投資家が諸外国以上に強気・楽観的になり、リスクプレミアムが縮小(PERが上昇)するのも強くは期待できないでしょう。

したがって、現時点では、引き続き1992年以来のボックス相場(TOPIX700~1800)が、長期的に続いていくのではないかと考えています。

The Goal

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    2011.01.01 Sat l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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