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■日本政府の地震調査研究推進本部 で、今後30年以内に大地震が起こる確率の2010年版が載っていました。

正確な定義は、「都道府県庁所在地の市役所(東京は都庁)、北海道の総合振興局・振興局庁舎の付近において、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率」です。

※以下、図表は地震調査研究推進本部が出しているPDFから引用 The Goal

The Goal

北海道、東北、九州地方は、発生確率が低い地域が多い印象です。きっと地盤が安定しているのでしょうね。羨ましいです。

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関東地方は、どす赤黒く染まっています・・・orz ※下図は、赤いほど危険です。

The Goal





「仮に大地震が発生した場合、経済へはどのような影響が及ぶのか」が気になり、識者の論文を見たくなりました。

軽くググッたところ、「首都直下地震災害からの経済復興シナリオ作成の試み 」という論文が、内閣府経済社会総合研究所から出ていました。

(1)財政破綻への懸念、(2)需給ギャップという二つの不確実性を検討し、首都直下地震における経済被害、その後の復興過程について、4つのシナリオが提示されていました。

ここでの「需給ギャップ」は、復興関連市場、特に建設市場や労働市場がどの程度逼迫しているかと定義されています。

すなわち、地震発生時の経済状況が景気過熱期か(需給ギャップ小)、あるいは不景気で全体的に余剰生産力が生じているか(需給ギャップ大)です。

もし需給ギャップが復旧・復興需要に対して小さければ、物価水準が上昇し、生産能力の回復に時間がかかることになり、需給ギャップが十分に存在する場合は、物価上昇圧力はあまりなく、速やかな生産能力の回復が期待できることになる旨のことが書かれています。

The Goal

4つのシナリオの具体的帰結は、以下のように想定されていました。クリックで拡大します。

The Goal

シナリオⅠは4つの中ではまだマシであり、シナリオⅣは厳しいですね。物価上昇&経済低迷というスタグフレーションに陥ってしまいます。

復興は、やはり日本の財政破綻懸念に大きく左右されるか。もし財政破綻への懸念が高い状態だったら、復旧・復興のための資金調達は、もはや国内では極めて難しい状況となっていることが予想されます。

海外に依存せざるを得なくなるわけですが、そういう状況では、海外からの資金調達において高い金利が要求されるのは必然。


■個人レベルでできる対策となると、以下3つくらいか。

(1)大地震発生の確率が低い地域に引越し
最もドラスティックな対策ですが、仕事のことを考えると、これは非常に難しい人がほとんどでしょう。また、それだけのために引っ越すというのも、失うものが大きい気もします。

あらゆるリスクをヘッジしようとすると、多くのことが犠牲になってしまいますし、膨大なヘッジコストがかかってしまいます。生活をする上では、ある程度のリスクテイクがどうしても必要となります。


(2)大地震発生の確率が低い地域には、不動産を保有しない
賃貸居住であれば、大地震で家が崩壊しても、ダメージは少ない。不動産を保有していると、不動産の修理や建て替え費用がかさみ、家計が極めて厳しい状況になってしまう可能性があります。

また、深刻な大地震の場合は、建築コストが上昇し、被災者の住宅再建が困難になる可能性もあるかもしれません。

実際、阪神大震災のときは、住宅ローンが残っている状態で住宅が損壊し、建替え費用のために再度銀行等から借入れを迫られ、2重ローン債務を背負ってしまった人が数多くいたそうです。


(3)地震保険・自然災害共済への加入
仮に地震確率が高い地域に不動産を保有する場合は、地震保険や共済に入っておいた方がいい気がします。

個人的には、保険の本来の機能は、「たとえ発生する可能性が低くても、発生した場合、家計が破綻する可能性があるリスクに対して、リスクヘッジすること」だと考えています。医療保険に入るくらいなら、地震保険に入った方がいいと思います。

また、地震保険の保険料を節約しないと厳しいような家計状況では、そもそも論として不動産を購入するべきではない気がします。

ただ、これはあくまで個人的考えであり、「この考え方が正しい」と主張しているわけではありません。保険をかけずに地震リスクをリスクテイクして収益を狙い、ヘッジコストをかけない(保険料を節約する)という考え方も一理あるでしょう。大地震が発生しない場合も大いにあり得るでしょうから。

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    2010.11.26 Fri l 保険 l コメント (1) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 地震対策

    私もかなり確率の高い地域に住んでいますので、正直、どうしたもんかなあ・・・と思うんですが、結局何もせぬまま今に至っています。
    出来れば引っ越したいんですが、無職なので仕事は関係ないんですけど、一応親の物件の監視人という立場上動きにくいです。
    建てる際に口を酸っぱくして、強度を高めるように言いましたから、そこそこ丈夫な建屋に仕上がっている筈は筈なんですがねえ・・・
    2010.11.29 Mon l まつのすけ. URL l 編集
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