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■S&Pの日本国債格下げ以降、「財政破綻 対策」などの検索結果からのアクセスが増えています。財政状況が悪いのは明白なので、やはり気になるところですよね。

過去の日本史を振り返ると、およそ100年に1度は、国家財政の危機による国民の財産没収&国の借金棒引きが行われてました。最後に財産没収&国の借金チャラが行われてから、60数年が経過しています。

前回の財政破綻の時、何が起こったのかを確認しておきましょう。

終戦後まず、日本国は、企業に対する戦時債務について、国が支払った上で、その収入に対して100%の税を課するというスキームで、企業に対する借金を踏み倒したそうです。

個人に対しては、預金封鎖やハイパーインフレにより、実質的な借金の踏み倒しを実施しました。

資産家に対しては、“最高90%の財産税”という、凄惨な大量殺戮破壊税を課したことで国民の財産のほとんどを収奪しました。

1990年代~2000年代前半にかけては、アルゼンチンがデフォルトに陥りました。預金封鎖が実施され、預金や外貨建て資産はペソ(アルゼンチンの通貨)定期預金や国債に転換させられ、一定期間は払い出し禁止となりました。

また、年金基金などは国有化されました。

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■過去の財政破綻の例を見ると、そういう状況になったら、国内にある外貨建て資産やゴールドなどは、基本的には、国有化や財産税により、収奪される可能性が極めて高いと思われます。

年金基金、確定拠出年金、銀行や保険会社、証券会社、田中貴金属や三菱マテリアルなどは全て国有化され、国民がコツコツ積み立てた資産は、全て国債や円定期預金に強制転換させられる可能性があるでしょう。

もしくは、90%の財産税を課せられて終了です。

要するに、日本の領土の範囲であれば、いつでも財産は没収可能というわけです。

したがって、財政破綻対策としては、資産の海外逃避が考えられます。

ただし、海外送金については、一定金額以上は政府に把握されていますし、「財政破綻という非常事態においては、政府はとれるものは何でもとろうとするため、海外口座についても、封鎖や一部没収を狙うはず。日本政府による在外資産課税などで、資産没収が実施される可能性がある」という意見もあります。

究極的には、海外の国籍を取得して移住することが、最もラディカルな財政破綻対策です。

例えば、最新の情報は未確認ですが、数年前まではカナダには「投資永住権」のようなものが存在しており、1億円近い資産を持ち、数千万以上をカナダ国債に最低5年間投資することで永住権を取得でき、実際に3~4年が過ぎると、国籍も取得できた記憶があります。

財政破綻の危機が現実のものとなり始めたら、このような手段で、日本を離脱し始める人も出始めるかもしれません。

■ハードな財政破綻とならずに、高金利・高インフレ・円安で踏みとどまり、重税や国債・定期預金に強制転換まではいかなかった場合は、やはり外貨建て資産が手軽で有力な対策となるでしょう。

外貨建てMMFや外債など、取り扱い金融機関が破綻しても、保全される仕組みの商品が望ましく、外貨預金は避けた方が無難でしょう。

また、これから30年などの長期間の住宅ローンを組むのであれば、固定金利がいいのではないかと思います。財政が危機的な状況になったら、金利も大きく上昇します。変動金利でローンを組んでいたら、壊滅的打撃を受けてしまいます。

現在は歴史的低金利であり、住宅ローンの金利は下がっても、あと0.数%が限界のような気がします。変動金利で借りる場合は、長期金利の動向をチェックし続けて、金利が上がり始めたら、すぐに切り替える体勢を整えておいた方がいい気がします。

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    2011.02.03 Thu l 資産運用の考え方 l コメント (3) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 出来れば

    海外移住はしたくないなあ・・・
    どうしても、となれば考えますけど。

    >>ハードな財政破綻とならずに、高金利・高インフレ・円安で踏みとどまり、重税や国債・定期預金に強制転換まではいかなかった場合

    これぐらいで収まって欲しいものです。
    2011.02.04 Fri l 江戸の隠居. URL l 編集
    3. Re:こんばんは

    >江戸の隠居さん

    横レスで申し訳ないのですが、
    私は納税者番号に大賛成です。

    収入を把握されて困るのは、後ろ暗い収入のある方ではないでしょうか?
    私は透明化してもらって、きっちり所得税を取りきってもらいたいと思っています。

    また、消費税はライフサイクルトータルで見れば、中立だと思っていますので、低所得者への還付は不要だと思いますが、そうは言っても、導入しない限り、消費税の増税は難しいでしょうから、その意味でも必要だと思います。

    国民資産収奪の懸念はまったくないとは言いませんが、そんな政府を選ぶほど、自分達選挙民が愚かだとは思っていません。

    恐ろしいのは、納税者番号のような税収確保の手段を国民が反対し続けた挙句、財政がにっちもさっちも行かなくなることです。

    ここまで続けて思い至ったのですが、
    もしかすると、そういう意味では、国民資産収奪に至る可能性もありそうだ。

    長文、横レス、申し訳ないです。
    江戸の隠居さんのブログにコメントができなかったので。
    2011.02.06 Sun l まつのすけ. URL l 編集
    5. Re:こんばんは

    >江戸の隠居さん

    PIGSはユーロの輪の中で助かっている部分もありましたが、日本の場合は、、、ですよね。

    国民総背番号制については、セキュリティの面が懸念されていますよね。アメリカがウィキリークスでえらい騒ぎになりましたが、同様のことが起こったら、シャレになりませんよね。

    2011.02.06 Sun l まつのすけ. URL l 編集
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