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■橘玲著、「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」 を読みました。

世界各国への分散投資の推奨や、住宅ローンへの否定的考えなど、筆者のスタンスが反映された著書でした。最も印象に残ったのは、以下の言葉です。

以下、「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」から引用

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人生におけるあらゆるリスクをゼロにはできない。リスクに対して無防備だと、災厄に巻き込まれたときになす術がない。逆にリスクにあまりに過敏だと、結果的に多くのものを失うことになる。

リタイア後の人生にとって大事なのは、国家にあまり期待せず(どうせなにもしてくれない)、“安心”を売る人たちを信用せず(たぶんろくなことがない)、そしてなによりも自由であること。

自由に生きるためには、人は経済的に独立していなくてはならない。そのためには、会社にも、国家にも依存せずに、自分と家族の生活を守るだけの経済的な基盤を築くしかない。「リタイアメント」とはすなわち、経済的独立を手に入れることなのだ。

自由とは単なる観念ではなく、個人の経済力から生み出されるのである。

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引用終了

「経済的独立」のいい点は、選択肢が広がること。何か不測の事態が発生しても柔軟に対応できますし、自分が望むライフスタイルを送れます。

個人的にもなるべく早期に達成したいと思っており、経済的独立に必要な金額はいくらか、このペースで行くとあと何年かなどについて年1回の頻度で定期的にチェックしています。

もちろん、だからといってお金に囚われることはなく、無理な節約やリスクテイクは慎み、自然体で毎日を生活したいと思っています。

自分の周りでは、早期リタイアもOK派と元気でいるうちは働きたい派で分かれています。これは個々人の価値観や嗜好の話であり、本当に人それぞれですよね。

サッカー選手でも、中田英寿や、フランスのジダンやカントナのように、余力を残して早期リタイアする人もいれば、三浦知良やゴン中山のように現役にこだわり続け、40代半ばでも現役を続ける人もいます。

ゴン中山はジュビロから戦力外通告を受けた後も、移籍しての現役続行を決断し、「現役生活が一番幸せ。辞めたり、諦めたりするのはいつでも出来る。無様な姿を晒すかもしれないが、それが僕のサッカー人生」とコメントしたそうです。

私自身は、早期リタイアへの憧れはあります。ただ、それ程強い趣味がないこともあり、仕事をしなくなったら、最初の2~3ヶ月は楽しいと思うんですが、そのうち暇で退屈になっちゃうんじゃないかなとも思います。

自分に鞭打って生涯現役を目指して行こうとは思っています。

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■個人的に不動産投資について検討した時期がありましたが、同書では不動産についても記述がありました。

「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」の要約

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・日本の不動産市場には大きな新築プレミアムがあり、購入した新築物件を直後に売却しようとすると、大きなディスカウントとなる。

・住宅ローンを組むのは、全資産にレバレッジをかけて「自宅」という個別銘柄に投資するのと同じことだから、分散投資論からは最低最悪の戦略

購入したのが耐震偽装マンションだったり、暴力団やカルト教団の事務所が引っ越してきたりすれば、資産価値は暴落して借金だけが残る。

・マイホームを購入した人は、せっせと住宅ローンの繰上げ返済をする以外にやるべきことはない(繰上げ返済はローン金利で貯金するのと同じことだから、他の運用手段よりも圧倒的に有利)。

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そういう考え方も一理あると思います。住宅ローンで無理をし過ぎると、危険度が高まるのは間違いないでしょうし、不動産購入に際しては諸々のリスクが伴います。

ただ、レバレッジを効かせたキツイローンでない場合は、資産ポートフォリオの一部を実物不動産で保有しておくのはひとつの考え方でしょう。例えば、資産が1億円ある人が、そのうち4000万を不動産という形態で保持するような状況。

また、転職・転勤の可能性がほとんどなく、且つ雇用の安定度が高い人、会社で支給される住宅手当がない人などは、そこそこ高めのレバレッジを効かせての住宅購入を検討し得るかもしれません。

固定金利の住宅ローンであれば、インフレ対策としても有効。

逆に転勤や転職の可能性がある場合や、社宅や住宅手当が充実している場合は、高レバレッジの住宅ローンを組んでまで買わなくてもいいんじゃないかなと思ったりもします。

住宅ローンについて、債券王のコメントがありました。

PIMCO(ピムコ)のビル・グロスの議会証言

PIMCOは30%の頭金をちゃんと積んだ借り手のローンでない限り、民間の信用保証がついている住宅ローンなどポートフォリオに入れません

だそうです。

もちろん、日米では諸々の状況が異なりますので、単純に日本に当てはめられないでしょうが、やはりレバレッジを効かせた住宅ローンは、レバレッジ3倍~4倍くらいまでが安全なような印象はあります。

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    2010.09.30 Thu l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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