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■一躍有名人となった木村剛氏の著書、「投資戦略の発想法2010」 を読みました。

内容としては、インデックス投資を推奨し、長期間の住宅ローンには否定的であり、概ね橘玲氏の著書のような内容でした。
以下、面白かった箇所の引用です。
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・欧州の伝統的な銀行員の行員研修では、「個人に対して、原則として年収の2倍以上を貸してはならない。その人のためにも、最大3倍にとどめるべきだ」と教えています。

年収の4~5倍の住宅ローンを平気で個人に貸し付けるような先進国は、サブプライムローンで狂っていた米国か、日本だけなのです。

・資産と負債のバランスシートを作成し、定期的にチェックする。

・投資の2つのエンジンは、「節約」と「仕事からの収入」

・最も重要で効率的な投資は「自己投資」。仕事を通じて自分のバリューを上げるのが、「投資戦略の基本」

・月15万円のパートは、国債1億円よりもキャッシュを生み出す。月15万円のパートでも、1億円以上の価値がある。だから、まずは仕事を大事にすべき。
・誰でも可能で最も有利な運用方法は、支出のコントロール。支出金額は自分の意思だけでコントロールできる。投資に向いている人は、節約ができる人。

・節約は二重の意味で財産形成の近道。節約自体の効果によって投資効率をあげることができる上に、必要な生活防衛資金のハードルを下げることができる。このレバレッジの効果が実に大きい。このレバレッジ効果を上回る投資手法は、世界中のどこにも存在しません。

・巨万の財産を築くには、①自己をコントロールする精神力、②犠牲をいとわぬ態度、③勤勉さ、が重要。

・本格的に投資を始める前に、生活防衛資金を貯める。できれば2年、少なくとも1年分の生活費。
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他のマネー本と比べると、仕事、節約、生活防衛資金の重要性を強調している点が印象的でした。特に節約。耳が痛い話ですが、正論であることは否定できません。
確かに節約は、財産形成のスピードが速まる上に、将来の負債も減少させるため、2重のレバレッジ効果があります。

たとえば、現在30歳で、租税・社会保険料控除後の手取りが、年600万あり、80歳まで生きると仮定としましょう。仮に諸々のライフ・イベントを考慮したうえで、年間支出平均が500万だと、年間貯蓄は100万円で、将来の人生の負債は大雑把には2億5000万(年間支出500万×余命50年)となります。

(本来であれば、割引現在価値を出したり、租税負担率の変化やインフレ率の将来見通しなどを勘案する必要があるかもしれませんが、ここでは単純化します。)

年間支出を400万に抑えると、年間貯蓄は200万に大幅に上昇し、将来の負債は2億円(400万×50年)と大幅に減少します。
年間支出300万だと、年間貯蓄300万、将来の負債1億5000万となります。
年間支出200万だと、年間貯蓄400万・将来の負債1億円となり、年間支出150万だと、年間貯蓄450万・将来の負債7500万。

支出を抑えると、資産が増えるのと同時に、負債が減少することになり、2重の効果が出てきます。節約は人生のバランスシートにおいて、財産形成のレバレッジ効果があることになります。

資産運用で1%利回りを上昇させるのはかなりリスクテイクしないと難しいですが、支出を1%節約するのは比較的容易かもしれません。それも立派な資産運用という視点もあるでしょう。

もちろん、だからといって無理しすぎると、人生の楽しみが減ってしまいます。お金は人生を快適に過ごすためにあり、貯めるためだけにあるわけではないので、ほどほどのバランスが大事かもしれません。

個人的には、ストレスがない範囲で、「ムダを減らしてエコになろう!」を心掛けています。

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    2010.07.29 Thu l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (1) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 投資戦略の発想法

    他のブログでも書いてますが、
    私はこの本の最初の版を持っています。
    図書館で借りただけではない、
    私には数少ない購入した本です。
    良書だと思い、ずっと本棚においてあります。
    それだけに、今回の事件は本当に残念です。
    2010.08.01 Sun l まつのすけ. URL l 編集
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