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経済産業省のエネルギー白書 をネットで見つけました。昨年の5月に国会報告されたものであり少々古いですが、面白い内容でした。

白書では、WTI原油価格は、2003年頃までは需要と供給が対応する形で安定的に推移してきたが、 2004年頃から、中国を中心とした新興国の需要急増を契機に、原油価格が高騰することになったと分析されています。

2008年前半までにはファンダメンタルな価格と、市場価格の間に大きな乖離が生じたが、リーマンショック後の暴落により、2009年第1四半期には、ほぼファンダメンタル上の価格と市場価格は一致する水準におちついたそうです。

The Goal

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現在は、WTI原油先物は約80ドル/バレル程度であり、需給バランスにおける価格(およそ50~60程度)よりもプレミアムがついている格好となっています。

その背景にあるのは、新興国の成長に伴う需要の拡大でしょうか。白書では、中国、インド、中東諸国などの非OECD諸国の需要が増加し、世界の石油需要は現在の景気後退の影響で短期的に減退するものの、長期的には2030年まで年率1%で増加していく見通しとされています。

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では原油に投資した方がいいかと言うと、そんなに単純ではないでしょう。既に現在の原油価格は実需にプレミアムがのった価格となっています。

また、原油価格があまりにも高騰すると、代替エネルギーの開発が加速化することも考えられます。

新エネルギーは現時点では高コストですが、普及につれてコストは低減しますし、原油価格の上昇圧力を押さえることが可能であり、各国も真剣に取り組み始めているようです。

世界全体では、新エネルギー分野などへの投資額は2004年から2007年までに約7倍増となっています。原発や太陽光発電、風力発電なども拡大しています。

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また、将来のエネルギー源として期待されるメタンハイドレート の研究も進んでいるようです。

まとめとしては、今後も新興国を中心に石油需要は伸びる見通しとなっており、中長期的には、価格に上昇圧力がかかる可能性もあります。

しかし、既にプレミアムがたっぷりのっている価格となっています。市場ではそれを織り込んだ価格が形成されていると思われます。また、代替エネルギーの開発などにより、石油需要が低下する可能性も考えられます。

現在のマーケットの予想以上に石油需要が伸びるか、マーケットにどれほどのリスクマネーが流入するかがポイントかもしれません。

個人的には、現時点では投資しませんが、2008年12月~2009年3月頃のように、リスクマネーの流出が原因で、原油価格がファンダメンタル上の適正価格水準を下回る状況となった場合は、遊びの投機で少し買ってみようかなあと漠然と考えています。

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    2010.04.30 Fri l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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