TOP > マーケット雑感・運用状況 > ご覧のページ

■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/3/107,0210.8168.081.30%
2010/3/2610,9961.3832.831.39%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
966.721.2933.571.69%11.37 0.83

日経平均の予想配当利回り(1.43%)が、10年国債利回り(1.39%)に接近して来ました。「予想配当利回り>10年国債利回り」が株価の底値圏の特徴の一つですが、底値圏が終わりつつある状況でしょうか。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値10,850.361,166.59
予想PER(2010年)13.8415.03
EPS783.9977.61
10年国債利回り3.85%3.85%
リスクプレミアム5%11,7951,168
リスクプレミアム6%10,2521,015
リスクプレミアム7%9,067898

2010年の利益回復を織り込んだ株価水準まで上昇しました。そろそろ上昇が一服するような気がしていますが、底堅い展開となっています。

スポンサーリンク

■マーケット概況

シカゴ日経平均先物6月限(円建て)の終値は、10920 (大証終値比‐10)。週明けは、配当落ちの分の下落後、揉み合いか。

株価の上昇が続き、メディアからも強気なコメントがちらほら出るようになりました。メディアに流れる情報は極めて近視眼的であり、株価が上がれば強気コメントが増え、下がれば悲観的なコメントが増えるのが常ですが、今後はどうなるでしょうか。

4月の米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数が+10万~20万まで回復するという見通しとなっています。

3月中旬のFOMCの声明文はこれまでと同様でしたが、景気の遅行指数である雇用が回復傾向となっていることから、「異例の金利低水準継続の可能性が高い」旨の文言の修正が近いうちにあるかもしれません。

過去のケースでは、実際に利上げが実施されると、株式市場は一旦調整モードとなることが多く、出口戦略が進むにつれて米国株価は重くなっていくかもしれません。

ただ、金利と株価の相関係数を見てみると、高い時もあれば低い時もあり、金利上昇→株価下落は必然とは限りません。

一般的には、金利上昇は株価には悪影響と言われていますが、金利上昇の影響よりも、業績回復の影響が大きい局面では、金利が上昇するが株価も上昇するケースもあります。

株価が金利次第だったのは、金本位制度が崩壊してインフレ懸念が強かった1970~1990年の20年間であり、米国においては、21世紀に入ってからは、明確なトレンドは出ていません。

他方、日本では、1990年代前半以降の約20年間、株式市場と長期金利の相関係数が高く、金利よりも、景気や利益に大きい影響を受けています。

つまり、金利が低下する局面では株価も下落し、逆に金利が上昇する局面で株価も上昇しています。

日本企業の費用構造は欧米と比べると相対的に調整が難しくて硬直的なため、景気変動の影響を受けやすいからだと思います。

日本株は世界の景気敏感株と言われるのは、ここから来ているのかもしれません。

過去10年間のデータを見ると、米国の金利上昇局面で、日本株は米国株を大きくアウトパフォームしているケースが多いです。金利低下局面では逆です。その理由は世界経済の中心は米国であり、米国の景気が日本企業の業績に大きく影響しているからだと思っています。

過去20年間の日経平均と米国の10年国債金利のチャートを見ると、かなり似ています。

・日経平均(※クリックで拡大)

The Goal

・米国債10年(※クリックで拡大) The Goal

もちろん、財政悪化によるソブリンリスクが意識され、景気回復を伴わない金利上昇が発生した場合は、この傾向が変化する可能性はあるでしょう。

ただ、これまで述べたことから、今後しばらくは日本株がオーバーパフォームするのではないかと思っており、現在は日本株をオーバーウエイトにしています。

今月の月例経済報告では、日本政府が景気の基調判断を8ヶ月ぶりに上方修正しました。「着実に」という言葉を加えて、「持ち直し」の判断を強めました。

過去の月例経済報告では、2003年9月から「持ち直し」という判断がされた後、2004年1月に「着実に回復」へと上方修正され、景気回復宣言が行われました。

今後、「持ち直し」から「回復」への上方修正があるかに注目しています。

The Goal

ただ、日本株は日足でも週足でも月足でも+2標準偏差近くまで上昇しており、短期的な過熱感があるのは否めません。

本当に強い相場の時はそんなのは無関係にグイグイ上昇するケースもありますが、昨年7月のような短期的な調整がある可能性は十分あるでしょう。

また、景気の予測は極めて難しく、今後2番底が訪れて、今後バブル崩壊後の日本で言うと2003年のような状況となる可能性ももちろん否定できません。今が1998年の金融危機を乗り越えてひと段落ついた頃と雰囲気が似ている気がするのも確かです。

しかし、もう一つ谷があるかもしれないが、大局的には世界経済と株価は回復していく局面だと個人的には思っています。株価が上がっても嬉しく、下がっても安値で仕込めるので嬉しいというスタンスです。

※あくまで個人的な見解であり、特定の投資行動を推奨する意図はありません。

スポンサーリンク

Google+で売買報告や限定投稿を配信しています!


関連記事

    2010.03.28 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 近日の日経平均のチャートは逆三尊

    私は上値はとても重いと思いますが、日経平均は今年の年末に向かって13000円代に向かうと思います。
    でも、13000円を突破するにはドル円が1ドルあたり100円を越えないと無理ですね。
    日本の土地の価格が底値なので不動産銘柄が狙い目だと思いますがいかがでしょうか。
    三菱地所(8802)が特損計上で通期純利益予想を減額しましたが、悪材料出尽くしでなぜか株価が上昇しています。私は狙い目だと思います。
    ちなみに、私は日本経済に興味がある普通の女子高生です。株取引なんてした事はないです。
    2010.03.28 Sun l 猫好き娘. URL l 編集
    2. Re:近日の日経平均のチャートは逆三尊

    >猫好き娘さん

    三菱地所に注目なさってるんですね。不動産セクターの飛車角的存在ですよね。

    国内の不動産市況はまだ底入れの段階であり、今後更なる市況悪化もあるかもしれませんが、国内不動産や不動産株、REITなどを購入する時期としては、悪くはないんじゃないかなと思います。

    私自身も、昨年REITに少し投資しました。
    2010.03.31 Wed l まつのすけ. URL l 編集
    コメントの投稿











    トラックバック
    トラックバック URL
    http://thegoalnext.blog.fc2.com/tb.php/272-68f34d16
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)