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終身医療保険の必要性

終身医療保険がメジャーになっており、若年層にもよく売れているようです。

定期保険は終身医療保険に比べて保険料が安価ですが、保障が60歳で切れたり、60歳以降は大幅に保険料が上昇することが一般的かと思います。

終身医療保険は、「60歳で保険料の支払が終了し、生涯の補償が得られる」という点が魅力的なのでしょう。

しかし、終身医療保険には、商品が陳腐化するリスクがあると思います。医療制度は技術の進歩などによって大幅に変わる可能性があるからです。

例えば、30年前の医療技術と現在の医療技術はまるで異なります。現在も、昔に契約した医療保険に基づき、手術給付金を請求したが、「当時の約款では支払対象の手術ではない」として保険金が出ないケースが多いようです。

また、平均入院日数は下落の一途を辿っており、一般病床での入院日数は、1994年の約35日から2005年には約20日まで大幅に短縮しました。医大の教授に聞いた話では、「今後もその傾向が続くだろう」とのことです。

ちなみに海外の平均入院日数は、アメリカは6.7日、ドイツは11.6日に過ぎません。高齢化&国家財政危機の折、医療費の膨張を防ぐために、今後は入院を短縮化する医療技術にインセンティブを持たせる方向になるでしょう。今後は、海外並みに平均入院日数が低下する方向のような気がします。

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進歩する医療技術

死因順位の1位はがんですが、がんを狙い撃ちする強度変調放射線治療(IMRT)や分子標的薬の普及で、がんの治療技術が進歩しているようです。

また、ヒトゲノム解読の成果を背景とした遺伝子治療などにより、副作用を予測して治療効果を高める個別化医療が進歩しているようです。

各種の重い病の発症に関係する遺伝子や老化に関係する遺伝子の研究も進んでいるようです。遺伝子研究の更なる発展は十分に考えられるでしょう。

ちなみに、医療研究や生物医学の先進技術において世界的な評価を得ている University of Miami Miller School of Medicineの学部長が、次のようにコメントしたそうです。

「診断や病気の予防と治療に用いるヒトゲノムの開発が急速に進む中、遺伝的可能性としては多くの人々が100年以上生存することができる時代に近づきつつあります。今後5年か10年で、糖尿病やがん、心臓病といった疾病経過に変化をもたらす診断ツールと治療法が出現するでしょう。」

漫画・ドラゴンボールにおいては、ピッコロ大魔王が「永遠の若さ」を追求するシーンがありましたが、将来的には病院やクリニックなどで「遺伝子操作による老化予防」を受けられることになるかもしれません。

寿命が110歳などまで伸び、60歳、70歳、80歳でもピンピンするような状況になると、少子高齢化による経済衰退の影響も少なくなるかもしれません。

例えば定年が80歳まで伸び、遺伝子操作により大病は100%防げるようになれば、それだけ国のパフォーマンスや財政状況が良くなるし、年金・社会保険料の膨張・拡散も防げるかもしれません。

今は誰もが日本は没落すると思っていますが、医療技術の進歩が進み、上で述べたようなことが現実化すれば、「不死鳥のごとく、日はまだ昇る」可能性もゼロではないでしょう。


終身医療保険には陳腐化リスク・インフレリスクがある

20~30年後は、重い病を特効薬で治療できたり、ワクチン接種で予防できるようになったり、遺伝子治療などにより、ほとんど入院や手術をする必要が無く、主に通院で治療できるようになる可能性もあるそうです。

そうなった場合、入院1日当たり5000円・10000円、1手術あたり10万・20万といった入院給付金・手術給付金を中心とした、現在の終身医療保険はまるで使い物になりません。

病気になることがほとんどない若いうちからせっせと保険料を払ったのに、いざ年をとって必要になった段階ではまるで役に立たないとなれば、支払った保険料は無駄になってしまいます。

医療技術陳腐化リスクを防ぎ、かつ高齢時の医療費に備えるためには、例えば毎月5,000円~1万円を「医療保険資産」として積立て、高金利定期預金や個人向け国債、MMFなどの安全資産で運用し、医療費がかかるときに取り崩すという方法も考えられます。

現在50~60代の方が終身医療を契約するのは一理あると思いますが、20~30代の若年層が終身医療保険を契約する際には、医療技術の進歩による保障内容の陳腐化リスクを考慮した方がいいような気が個人的にはしています。

ただ、もちろん医療技術の進歩も不確定要素が大きいでしょう。20~30年後も現在のような治療スタイルが残っている可能性もあるでしょう。

個々人の価値観や保険に対する評価も異なるため、個々人で効用が異なり、絶対的答えがある問題ではないとは思います。

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    2010.03.17 Wed l 保険 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 無題

    参考になりました。
    また遊び来ますね♪
    2010.03.18 Thu l お金持ちサラリーマンのイッシー. URL l 編集
    2. Re:無題

    >お金持ちサラリーマンのイッシーさん

    ありがとうございます!
    2010.03.20 Sat l まつのすけ. URL l 編集
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