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■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2010/3/510,3691.3131.041.30%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
910.811.2131.391.78%11.38 0.80

日経平均のPBR(1.31)が、久しぶりに2003年の大底時(1.29)を上回りました。配当利回りは依然として長期国債の利率を上回っています。PERは割高ですが、景気低迷時には利益が急減し、回復時には利益が急回復するのが日本企業の特徴です。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値10,566.201,138.70
予想PER(2010年)12.9514.31
EPS815.9879.58
10年国債利回り3.68%3.68%
リスクプレミアム5%12,5921,228
リスクプレミアム6%10,9091,064
リスクプレミアム7%9,622938

NYダウのファンダメンタル上のレンジ(割安~普通)は、9,622~12,592

S&P500は、938~1,228

現時点での2010年の利益回復予想を織り込めば、割高な状況ではありません。

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■マーケット概況

シカゴ日経平均先物(円建て)の終値は10540 (大証終値比+170)。週明けは上昇からスタートか。

金曜のニューヨーク外国為替市場では、円に対してドル・ユーロ・豪ドル・NZドル・カナダドルなどがいずれも大幅に上昇しました。

背景にあったのは以下の4点かと思います。

(1)米国の雇用統計が予想を上回る内容だったこと

(2)日銀が次回の金融政策決定会合で、金融緩和策の追加が必要か議論する公算が大きいと報じられたこと

(3)ギリシャへの直接支援が今のところは不要というニュース

(4)LIBORの日米金利の再逆転

米国の雇用統計(2月)は、非農業部門雇用者数が-3万6000人となり、失業率は9.7%と前月から横ばいとなりました。雇用は景気の遅行指数であるため、雇用状況が良好になるころには株価は大幅に回復してしまっているケースが多いと思います。今は底打ちしつつあるかなという状況。

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR )の円金利(3か月)が0.25063%、ドル金利(3か月)が0.25219%となり、昨年8月末以来半年ぶりに、円金利がドル金利を下回る状況となりました。この日米金利差の再逆転がドル円上昇の一因と言える気がします。

ユーロについては、ドイツのメルケル首相が、記者会見で次のようなコメントが出ました。

「ギリシャは金融支援を要請していない。ユーロ圏は現時点で安定している。そのため(支援は)問題となっていない。今後10年で発生するシナリオをすべて予見することはできない。しかし、現在と同様、将来においても問題化しないことを確実にするため尽力しており、私はこれに関し楽観的だ。」

亀井金融担当相が「日銀による国債直接引き受けで財源を確保することを検討すべき」と述べた件は、ブログやツイッターでも話題になりました。前回の日銀による国債引受は、約80年前に遡ります。

世界恐慌の嵐の中で就任した高橋蔵相(1932-36年)は、日銀の国債引受により政府支出を増額させて、日本経済を一時的にデフレから脱却させました。しかし、その後戦争に突入したこともあり、ハイパーインフレにつながりました。

この反省から、財政規律のために1947年に財政法が制定されました。財政法第5条(国債の市中消化の原則)において、「すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。」と規定されています。

この問題については、熱い議論が交わされていますが、磯崎さんのブログがとても参考になりました。

日銀が国債引受けを行うとインフレになるのか?

日銀の国債引受けで、日本の銀行は「国債の投げ売り」をするか?

日銀の国債引き受けが現実のものになったら、どのような事態になるかは未知数ですが、日銀の国債引き受けは、「禁断の果実」、「劇薬」的な性質を帯びているのは確かでしょう。そこまで踏み込む必要があるのか?という点は、十分に議論してほしいです。

以上のようなニュースからは、円安の方向かな?という気がするのですが、今月初めにIMFが公表した文書では、各通貨について次のように述べられていました。

「・ドルは依然として幾分過大評価されているが、中期的な均衡に近づいた。

・人民元は、中期的な観点から大幅に過小評価されている。

・ユーロ下落については、ファンダメンタルバリューに向かっている。

・円は中期的なファンダメンタルズに概ね沿っている。」

IMFは円の水準が概ね適切と評しています。

購買力平価上はユーロ円が若干割高で、ほかの外貨と円は概ね同じくらいの状況ですが、IMFの見解はこれとリンクしています。

IMFの見解に沿えば、「外貨を購入する水準としてはよくも悪くもない」となりそうです。

短中期的な為替レートは、ファンダメンタルに関係なく揺れ動くので、どのようになるかはわかりませんが、引き続き、購買力平価から大きく円高方向に乖離した場合は、外債の保有割合を高めていこうと思っています。

国内大手生保の動向をみると、昨年から外債の大きな割合について、先物などで為替ヘッジをかけているようです。依然としてヘッジ付き外債を積み増す方針が大勢という話を聞きましたが、一部の生保からは、「ドル円85円まで円高になればヘッジを外す」、「ドル円80円台をつければ、オープン(為替ヘッジなし)でドル債購入もあり得る」、「ユーロ円120円以下でオープン外債を購入する体制にある」などの声も出ているようです。

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    2010.03.07 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (2) トラックバック (0) l top
    コメント
    1. 日銀の国債引き受けが現実のものになったら

    シンプルに考えてました。
    そのような事態になったら、日本国債の買い手が逃げて、価格は暴落、金利は急騰だと。
    なるほど、無限に日銀が引き上kるのであれば、需給が緩むわけではないのですね。
    目からうろこです。
    2010.03.09 Tue l まつのすけ. URL l 編集
    3. Re:Re:日銀の国債引き受けが現実のものになったら

    >まつのすけさん

    政府に期待は出来ないと思っています。壮大な社会実験の果てが、たまたま良い結果になることを、運に頼るのみです(^^)
    個人的には、多少備えをしておこうと思っていますが、それで対応し切れるかどうか・・・。
    2010.03.09 Tue l 40歳無職. URL l 編集
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