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英エコノミスト誌から、世界のビッグマックのドル建て価格(ビッグマック指数)の最新版 が発表されています。

※ビッグマック指数は、マクドナルドのビッグマックの価格によって各国の通貨の購買力を比較するもの。ビッグマックが安く買える国の通貨は過小評価されていることになります。

ビッグマック指数の米国との差について、表にまとめました。以下の表の上にある通貨ほど過大評価されており、下の方にある通貨ほど過小評価されています。

国名米国価格との差
スイス76.0%
ユーロ圏35.2%
オーストラリア11.2%
カナダ 10.9%
英国2.5%
日本-2.2%
韓国 -16.8%
南アフリカ-31.3%
ロシア-34.6%
中国 -48.9%

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ただ、実際の購買力は、ビッグマック以外の様々なものを含めた消費者物価で図る必要があるので、これだけを見て云々という話ではありませんが、参考程度ということで。

スイスフラン、ユーロがかなり高いですね。

スイスフランは「有事の際は金とスイスフラン買い」といわれるほど、金融危機などの際には、ドルからスイスフランへの資金シフトが発生する傾向があるようです。

また、スイスは世界4位の金保有国であるため、金価格の上昇の際には、フランも上昇する傾向があるそうです。

ユーロは、「ドルの代替通貨」としての評価が高く、割高な局面まで買われているいのでしょうか。ただ、ユーロ圏国家の信用不安問題で、ここ2ヶ月間でかなり調整が進みました。

オーストラリア、カナダなどの資源国通貨も強含んでいます。

他方、人民元、ロシアルーブル、南アフリカランドが安いですね。ただ、これらの通貨を買えばいいかというと、それ程単純ではないでしょう。

これらの国は、先進国と比べると政治リスクやインフレリスクなどが高いですし、短中期的には、リスクマネーの流れにより、購買力平価に関係なく為替レートは動きます。

ビックマック指数によると最も過小評価されている人民元は、将来の切り上げが観測されていることもあり、注目度が高いかもしれません。

確かに、中国では経済成長が持続すると思われ、生産性が先進国と比べて相対的に高い上昇が続き、それに見合う形で人民元が上昇する可能性が高いという印象があります。

ドル/円は、変動相場制に移行して以降は、大局的には円高傾向で推移して来ました。長期均衡為替相場と考えることが可能である貿易財の購買力平価が円高傾向だったのとリンクしています。購買力平価が円高傾向であった背景には、日本の輸出産業の生産性上昇率が、米国を大幅に上回ってきたことが考えられます。

中国でも同様の通貨高が起こることが考えられるかもしれません。

小難しい話が長くなるので細かい点は省略しますが、中国の物価水準は、輸出産業の発展などにより経済成長が進むことにより、先進国の物価水準に近づいていくと思われます。人民元の実質為替レートが上昇します。

ここで、現在のように中国が人民元の名目レートを固定化しようとすると、インフレ率が上昇する可能性が高いと思われます。世界的にはインフレ率の上昇は政治の不安定要因となるため、インフレ率が過度に上昇した場合、インフレの抑制策を採らざるを得ない状況になると思います。

金融政策などによる引き締めもできますが、国内需要の抑制という副作用もありますので、これも過度にはできません。

中国のインフレ率が高くなった場合、物価安定・経済安定とのバランスを検討せざるを得ないため、人民元の切り上げ・上昇が発生する時期が来る可能性は高いと想像できます。

しかし、現時点では人民元の為替取引は、中国内の許可を得た参加者しか出来ません。非居住者は、自由に人民元とその他の通貨を交換することができませんし、実需原則があり、貿易や資本取引などの対外取引がないと為替取引は行えない状況となっています。

個人で人民元投資をしようとすると、かなりの手間がかかるか、コストがかかってしまいます。個人的には、人民元が自由化されるまでは、あえて手間やリスクやコストをかけて人民元投資を行うのは割りが合わないような気がしています。

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    2010.02.09 Tue l 為替・外債・FX l コメント (0) トラックバック (0) l top
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