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VaRやECを利用したリスクモデリングについて、「金融危機が提起したリスクモデリングの課題」という面白い記事がありました。

リスクモデリングの課題について書かれています。その記事の中にあったJPモルガンの話が面白かったです。

2006年10月2週、(1)サブプライム融資の延滞が危険水準まで増えていること、(2)サププライムCDOのCDSスプレッドが拡大しており、在庫となるAAA CDOのリスクをフルヘッジすればCDOの発行利益はなくなること、などの理由から、JPモルガンはサブプライム関連資産の処理を決断したそうです。

その結果、債券引き受けシェアは3位から6位まで下落したそうです。「AAA債券の暴落」というほとんどの人が夢にも思ってなかった出来事を予測し、会社の業界地位下落を覚悟してまで、その決断は下されました。

その結果、金融危機勃発後も、JPモルガンは米国の金融大手の中で、四半期ベースの赤字が唯一なく、不良債権比率は最低となりました。総資産はゴールドマン・サックスの2倍以上になり、株式時価総額は米銀最大となりました。

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日本の金融機関にこのような決断ができるかというと、、言葉は不要ですね。。バブル期にバブル崩壊を予測して資産を処理した金融機関は皆無でした。

現在日本最大の銀行である三菱東京UFJ銀行の中心(?)である旧三菱銀行は、バブル期に経営状況が悪かったため、投資を拡大できなかったという「極めて後ろ向きの理由」で、結果的に不良債権が少なくて済み、その後の礎を築きました。。

三菱銀行とJPモルガン、バブル崩壊のダメージを抑えた点では共通してますが、その理由には大きな格差がありますね。

JPモルガンのリスクマネジメントからは、「経済についてアンテナを張り、収集した情報(事実)を分析し、先行きを予測する。バブルに酔わない。フェアバリューを考える。世間の表面的評価や格付けに付和雷同しない。」といったことを学べると思います。

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    2010.02.17 Wed l 資産運用の考え方 l コメント (3) トラックバック (0) l top
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