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明日発売のソフトバンクの個人向け社債の金利が明らかになりました。

利率は、4.52%

事前に発表されていたレンジの中央値(4.5%)をわずかに上回りました。おそらく意図的でしょう(^^)

マグカップや野球観戦チケットなどの景品が、おまけとして付くようです(笑)

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償還期間:3年

金利:4.52%

募集期間:2009年9月4日~9月17日

格付け:BBB(JCR)     

主幹事:みずほ証券、大和証券SMBC、野村証券、三菱UFJ証券、SBI証券

発行総額:650億

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2009/9/3現在、ソフトバンクの機関投資家向け社債の店頭売買参考利回り平均は、残存期間約2年11ヶ月ものが4.548%

今回の個人向け社債の利率は4.52%であり、それ程差はありませんが、やはり若干不利ですね。。。

行動経済学上は、人には以下のようなバイアスがあることが明らかになっています。

■確定されたリターンを過大評価し、不確実なリスクを過小評価する。

今回のソフトバンク社債で言うと、4.52%という確定されたリターンを過大評価し、社債のデフォルトという不確実なリスクを過小評価する傾向にあるようです。

仕組み債や仕組み預金も同様です。一定期間後(半年後など)に、現在より円高になったり、株価が下落していたら、外貨や株で償還する代わりに、高利率のインカムゲインが担保されている商品があります。円安になったり、株価が上昇しても、償還されるのは元本+利息のみ・・・。

これらは、オプションの売り手となることと同じ経済的効果があり、限定されたリターンを得る代償に無限のリスクを背負うことになりますが、依然として販売されている現状を見ると、買う人がいるのでしょう。

■100%絶対ということを求め、損失に対するリスク回避が過剰になる。

確率が極めてい低い時は、損失に対するリスク回避のバイアスがあるそうです。100%確実ということを求めるあまり、機会損失を生む傾向があるようです。

ソフトバンク社債で言うと、格付けはBBBであり、1997~2007年のBBB社債(3年)のデフォルト率は、0.5%です。ソフトバンク社債は、統計上は99.5%大丈夫ともいえますが、100%ではありません。

他には、不利益を被る可能性は極めて低いにもかかわらず、狂牛病を恐れて牛肉を食べなかったり、食中毒を恐れて国産以外の食品を食べない人は、このバイアスが強いかと思われます。

ちなみに2007年の交通事故での死亡者数は、5,744人。過去10年の平均値は、8,259人。日本全国では、およそ1時間半に1人のペースで、交通事故で亡くなっている方がいることになります。

交通事故の心配の方がより緊急性が高そうです。

まとめますと、人には、4.52%という確実なインカムゲインを重視するあまりに、社債のデフォルトという不確実なリスクを軽視する傾向がある一方で、100%確実を求めるあまりに機会損失をする傾向があります。

以上を考慮した上で、この社債はどうなのか。信用リスクをとりたくない方は、見送るのが無難でしょう。

個人的には、個々人の財産状況によって、変わってくると思いますし、念のため完全余裕資金(万一デフォルトしても、問題ない範囲)で投資した方がいいと思います。

例えば、全財産200万円の人がこの社債を100万円買うのは、止めた方がいいと思いますが、財産にゆとりがあり余裕資金もたっぷりあり、ソフトバンクの社債はノーポジションの人が100万円購入するケースは、問題ないと思います。住宅ローンがある人は、ソフトバンク社債より繰り上げ返済を優先する方がいいでしょう。

日本の社債のマーケットは透明性が高く、流動性もあり、比較的妥当な水準に、利回り・価格は落ち着いているような気がします。

今回の社債も、とりわけ割高でも割安でもなく、ソフトバンクの信用力を反映したほどほどの水準のような感があります。

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    2009.09.03 Thu l 個人向け社債 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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