TOP > マーケット雑感・運用状況 > ご覧のページ

■投資部門別売買状況(東証)8月第1週(8/3-8/7)

(単位:億円)

外国人4週連続買い越し2864
個人4週連続売り越し-1442
信託銀行2週連続売り越し-978
証券自己3週連続買い越し462

この週は、日経平均10356→10412円

個人の利益確定の売りを、外国人と証券自己が吸収し、相場を押し上げている格好。

■ファンダメンタル

<株式>

・日本

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/8/1410,5971.3641.471.36%

株価上昇により、PBRがじりじりと上昇。利益の回復がついてくると、予想PERが10倍台に低下することになり、底値圏が終わるという流れか。日本の市場は、大底で予想PERが100倍を超え、株価上昇と共に10倍台に低下し、再度上昇し、20~30倍がピークとなる傾向があるように思います。>現在の予想PER40倍強は、素直に解釈すれば「割高」ですが、過去の傾向から見ると、「底値圏の終盤」と解釈することもできるような気がします。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値9,321.401,004.09
予想PER12.3113.64
1株あたり利益757.22 73.62
10年国債利回り3.57%3.57%
リスクプレミアム5%10,003972
リスクプレミアム6%8,836859
リスクプレミアム7%7,912769

NYダウのファンダメンタル上のレンジ(割安~普通)は、7,912~10,003。S&P500は、769~972。

<為替>

・購買力平価
 ドル円ユーロ円
消費者物価指数140.76102.95
企業物価110.75104.36
市場相場94.89134.76
輸出物価77.21100.34

引き続き、ドル円については、80円割れで全力買い、110円越えで売りを検討。ユーロ円については、100円割れで全力買いのスタンスです。

スポンサーリンク

■今後の市場

<株式>

シカゴ日経平均先物(円建て)は、10520 で終了しており、大証の終値から-70。

週明けはこれに鞘寄せする形で小幅下落か。

最近、外国人投資家の日本株買いが際立ってきました。7月以降の累計買い越し額は1兆2,965億円。6月がわずか45億円の買い越しでしたので、ここ2ヶ月間は劇的に膨らんでいます。2008年5月の例外はありますが、概ね、外国人が大幅に買い越した場合、その後、株価は上昇トレンドに入る傾向があります。 17日に国内の4-6月期GDPが発表されます。市場予想では、実質・年率換算で+3.4%と5四半期ぶりのプラス成長が想定されています。

予想通りの内容であれば、景気の底入れ期待が一段と高まるでしょう。

外国人投資家には、日本株は「世界の景気敏感株」と位置付けられており、GDPがポジティブ材料となった場合は、日経平均は11,000円を射程に入れる流れとなりそう。

米国においては、例年今週辺り~9月上旬に夏休みを取る投資家が多く、商いが細い傾向があり、材料次第では値動きが大きくなる可能性は認識しておいた方がよさそう。

一時的な需給関係が原因で大きく下落したと判断した場合は、積極的に拾うスタンスでいきたいと思います。

日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は、現在10.89倍と、3週連続で上昇。2000年以来、約9年ぶりの高水準。

日経平均連動型ETF(投信)よりは、TOPIX連動型の方を購入する方がいいでしょう。

○好材料・楽観論

米著名投資家ジョージ・ソロス氏が、「(景気刺激策は)変化をもたらしたと思う。経済は実際に底入れし、今四半期にプラス成長になる見通しだ。これは主に刺激策の効果と考えている」とコメントしました。

また、追加の景気対策が必要になるという見解もありますが、ジョージ・ソロス氏は、追加刺激策は不要との見解を示しました。

追加の景気対策を行うと、米国政府の財政のファイナンスへの懸念が浮上し、長期金利が上昇し、景気・株価へ悪影響が出る可能性がありますので、ソロス氏が言うようになると、ベリーグッド^^。

②ユーロ圏実質GDP(2009年4-6月期)は、前期比-0.1%となり、は事前予想の-0.5%よりも良い内容となりました。

マイナス成長は2008年4-6月期から5四半期連続ですが、ドイツ、フランスは、プラス成長に転じました。(+0.3%)

ただ、以下のようなリスクも。

・ユーロ圏は、多くの経済問題を抱える東欧諸国に対する輸出シェアが高く、外需改善の重しとなる可能性がある。

・ユーロ圏の金融機関は、多額の東欧諸国向け貸し出しの不良債権化リスクを抱えている。

○悪材料・慎重論

①日銀の声明では、「わが国の景気は下げ止まっている」、「2010年度までの中心見通しでは、日本経済は持ち直していく(判断据え置き)」とされたものの、

先行きの景気は最終需要の動向に大きく依存」、「海外経済や国際金融資本市場の動向など見通しめぐる不確実性は大きい」とのコメントもあり、慎重な姿勢が目立ちます。

②米国の小売売上高(7月)は前月比0.1%減と3ヵ月ぶりの減少。事前予想(0.4%増)を下回りました。

大規模な減税が開始されてから数ヵ月が経ちますが、米国民は積極的な消費を控えており、減税効果は出ていないようです。

③米ミシガン大消費者信頼感(8月)は63.2となり、前月から-2.8ポイント。市場予想は、68.5でした。米国のGDPの約7割を占める個人消費は依然として低迷しているとの懸念が強まっています。

<為替>

①ドル円

FOMCの声明では、「例外的に低いFF金利が長期にわたって続く可能性が高いと予想する」との文言が維持されたことから、短期金利の安定的推移、長期金利の上昇抑制が見込まれます。

ただ、FRBが国債買入れのペースを落とすとするなど、量的緩和政策の修正の動きを見せ始めた以上、今後市場では、金融緩和の「出口戦略」について、徐々に意識していくのではないでしょうか。

この点では、円高となるリスクが強まると思われます。

また、9月の中間決算に向けた、日本企業の海外留保利益の国内送金や、米国債償還に伴う円買い需要などの円高材料があり、緩やかな円高ドル安傾向となるか。

②ユーロ円

ユーロ圏に引き続き、日本もGDPが発表されますが、日本の方が改善が進んでいることが予想されています。

日本とユーロ圏の景況感格差を材料に、円高ユーロ安になるような気が。

スポンサーリンク

Google+で売買報告や限定投稿を配信しています!


関連記事

    2009.08.16 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (0) トラックバック (0) l top
    トラックバック
    トラックバック URL
    http://thegoalnext.blog.fc2.com/tb.php/133-9d4fd747
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)