ディーエルイー(3686・東証マザーズ)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は3月7日(金)~3月13日(木)です。想定価格は970円(1単元9.7万円)、仮上限は1,050~1,200円とギャップ・アップとなりました。初値予想はしっかりのプラス・リターンです。
スポンサーリンクディー・エル・イーは、IP(著作権等の知的財産)の開発、ソーシャル・キャラクターを活用したマーケティング・サービス、スマホアプリ等の企画開発、映像コンテンツの企画製作、メディア展開プランの策定・実行等を統合的に手掛けるファスト・エンタテインメント事業を展開しています。
デジタル制作技術を活用した独自の演出手法を開発して、コンテンツ制作工程の効率化を実現し、IPを短納期かつ低コストで大量に生産することを可能としています。
具体的には、口コミ等により伝播していく広告・マーケティングプラン等の企画提案、テレビCMやネット動画広告等のデジタルコンテンツ制作等の提供による広告・マーケティング収入、スマホアプリ・SNS向けのゲーム・スタンプ等の企画開発による課金収入・ライセンス収入などを獲得しています。
また、IPの映像コンテンツ(アニメーション、スマートフォンアプリ等のデジタルコンテンツ)の企画開発・制作、制作後の総合的な展開(テレビ・ウェブ・映画等のメディア展開、グッズ・ゲーム化、イベント運営及び海外展開等)によって、制作収入・プロモーション収入を得ています。
従業員数は52人、平均年齢33.5歳、平均勤続年数2.8年、平均給与約426.1万円となっています。
業績面では、売上高は2011年6月期をボトムとして右肩上がりです。純利益は2012年6月期をボトムとして右肩上がりです。今期は大きな増益となりました。前期ベースで自己資本利益率104.1%、自己資本比率11.1%、C/Fマージンは約14.1%です。
市況面では、東証マザーズは1月23日をピークに暴落しましたが、ここにきて落ち着いた展開で小じっかりとなっています。
IPOの規模は最大で約17.9億円と東証マザーズとしてはそこそこです。
経営陣等、(株)ドリームインキュベータ、Hasbro,Inc.、VC、東映アニメーション(株)など(合計約91%)に原則として90日間のロックアップがかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。
ここ最近は利益が急上昇しており、コンテンツやスマホアプリの作成、メディア展開・マーケティングといった業種面には、一定の人気が出やすいです。ただし、CYBERDYNEと同日上場でみんなのウェディングが前日上場と窮屈な日程である点はマイナスです。昨年12月の記憶は新しいですね。初値予想はしっかりのプラス・リターンです。
主幹事は野村證券、副幹事はSBI証券であり、その他では、大和、いちよし、MUFJモルスタ、SMBCフレンド、みずほ、エース、静銀ティーエムで申し込めます。
<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
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