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(出展:ブラックジャックによろしく、著者:佐藤秀峰、サイト:漫画 on web、URL:http://mangaonweb.com)

アルゼンチン・ショックが走りました。世界的にリスク・オフの流れとなり、株安・円高となりました。シカゴ日経平均先物(円建て)は14,930円まで下落しています。今後の市況について考えをまとめました。

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アルゼンチンは通貨暴落・資本逃避→ハイパーインフレと典型的な破滅コースとなっています。
アルゼンチンペソ-円(過去数ヶ月)

過去5年間のアルゼンチンペソ/円のチャートを見ると、白川バレンタイン緩和や2012年末以降の数ヶ月を除いては、円高傾向が続いていました。
アルゼンチンペソ-円(過去5年)

私は年初に「1月下旬~2月にかけて調整し、その後は例年通り3~4月まで上昇し、5~10月のどこかで調整局面があり、年末にかけて上昇という展開」を予想していました。

2014年の日本株を予想する。

1月下旬~2月にかけて調整が起こると思っていたのは、世界的に過熱感があったからです。日本株・世界株(円建て)のいずれも、昨年末に日足・週足・月足のトリプルでボリンジャーバンド+2σ近辺まで上昇していました。以下チャートは、楽天証券のマーケットスピードから引用です。使いやすいツールです。

<日経平均 日足>
日経平均日足

<日経平均 週足>
日経平均週足

<日経平均 月足>
日経平均月足

<MSCI ACWI ex Japan(日本以外の世界株)日足>※1554のチャート
MSCI ACWI日足

<MSCI ACWI ex Japan(日本以外の世界株 週足>※1554のチャート
MSCI ACWI週足

<MSCI ACWI ex Japan(日本以外の世界株 月足>※1554のチャート
MSCI ACWI月足

何も材料がなくても、自然調整があり得る局面だと思いました。私は売買をその都度アップせずに1ヶ月分を月末にアップする方式にしているため後出しとなりましたが、日本株ETFの一部を1月21日に売却し、ウエイトを落としていました。

2014年1月20日の売買

では今後どうなるか。2010年のギリシャ・ショック以降、連想ゲーム的に次々とマーケットが弱みがある国に襲いかかり、アイルランド・ポルトガル・スペイン・イタリアなどにまで波及しました。

今回も連想ゲーム的に大きな経常赤字を抱える新興国が阿鼻叫喚の地獄絵図となり、世界的にリスクオフ・モードとなり、信用収縮というのが最悪のシナリオです。

だけど・・・・・・、これは「終わりの始まり」ではなく「一時的な調整」だと予想します。世界的に過熱感があり、いつ自然調整が起こってもおかしくない状況でした。格好の利益確定のイベントだったと思います。高値から10~20%の調整のようなドタ勘です。

今年は米国は中間選挙の年であり、ニューヨーク・ダウが20%以上下落した年は、12回中7回が中間選挙の年だったようです。米国株も下がりやすいアノマリーがある年でした。

2014年3月期の日経平均の予想EPSは約1,000です。過去10年間(2004~2013年度)の平均PERは約16.8倍であり、標準偏差は1.74です。

PER予想EPS-5%14年3月期予想EPS予想EPS+5%
標準偏差+220.319,26620,28021,294
標準偏差+118.517,61318,54019,467
10年PER平均16.815,96016,80017,640
標準偏差-115.114,30715,06015,813
標準偏差-213.312,65413,32013,986

新興国ショックが日本企業の利益には影響がなかった場合、投資家の期待(PER)が要因の株価変動予想は、標準偏差マイナス1σで15,060円、マイナス2σで13,320円です。業績(EPS)に5%の悪影響が出たとすると、マイナス1σで14,307円、マイナス2σで12,654円です。

下値目処としては14,500円程度が有力であり、押しても13,000円程度であり、再上昇する方にベットします。

大局的には2009年3月以降、大きく株価は上昇しており、そろそろ感がない訳ではありません。今後下落の兆しが出た時、それが2007年同様に「終わりの始まり」になるのか、それとも2009~2012年に度々あった「上昇トレンドにおける一時的な調整」かの見極めが極めて重要になるでしょう。

高インフレがまだまだ問題ない日本においては、政策手段は多様にあります。ブラジルのように高インフレが深刻で不景気下の金融引締めに追い込まれると厄介ですが、まだ日本はそうではありません。

個人的には「終わりの始まり」はもう少し先だと考えており、この下落は押し目買いのスタンスで臨みます。どこか底かピンポイントで当てるのは至難の業ですので、買い下がりの予定です。

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    2014.01.26 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (8) トラックバック (0) l top
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