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JPX日経インデックス400という株価指数が新たにスタートしました。ROE・営業利益・時価総額を主な基準として、資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点などから投資魅力の高い会社400銘柄を選出した指標です。投資信託やETFが設定されています。JPX日経インデックス400にどう向き合うか。

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JPX日経インデックス400とは

JPX日経インデックス400は、具体的には適格基準(赤字)と流動性スクリーニングで1,000銘柄にしぼり、さらにROEと3年累積営業利益、時価総額によるスコアリングを行ない、ガバナンス項目(社外取締役、IFRS採用、英文開示)でスコアを加点したものから400銘柄を選定する指数です。

特定の大型銘柄の値動きに引きずられないように1.5%の組み入れ上限が定められています。3年ROE単純平均は、JPX日経400の構成銘柄は11.1%、TOPIXの構成銘柄は5.7%となっており、確かに高ROEです。

指数の組入れ上位銘柄(2014年1月6日時点)は、ソフトバンク、ファナック、ホンダ、三井住友FG、日立、三菱地所、KDDI、トヨタ、三菱UFJ FG、みずほFGです。


同指数連動投資信託は、SMTが有力

大和証券投信委託、DIAMアセットマネジメント、三井住友トラスト・アセットマネジメントなどが投資信託を設定しました。今後の予定はアムンディが1月22日に開始し、野村AMも投入予定です。

現時点では、「SMT JPX日経インデックス400・オープン」が、ネット証券では申込手数料0%、信託報酬年0.37%(税抜)と最低コストです。


ETF2銘柄が上場

また、同指数に連動するETFが28日に2本東証に上場予定です。

NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信(1591)

野村アセットマネジメントのETFであり、信託報酬は、純資産額5,000億円以下の部分が0.20% (税抜)、5,000億円超1兆5,000億円以下の部分については年0.16%(税抜)、1兆5,000億円超の部分は年0.12%(税抜)です。当面は丸々0.20%でしょう。

上場インデックスファンドJPX日経インデックス400(1592)

日興アセットマネジメントのETFであり、信託報酬は0.10%(税抜)です。信託報酬はこちらの方が安価です。後は流動性や乖離がどうなるかですね。上場後、注目です。

三菱UFJ投信もETFを2月に投入予定です。JPX日経インデックス400の留意点は以下の通りです。


留意点1.TOPIXとの相関性が極めて高い

2006年8月末~2013年10月末の相関係数は、JPX日経400とTOPIXは0.995以上であり、日経平均とも約0.98です。既存のインデックスとほとんど同様の動きをしています。売買コストをかけてまでJPXに乗り換える合理性があるかというと微妙です。

もっとも、値動きの方向性は似ていてもリターンは異なります。新規マネーの流入や新規収入があるならば、その一部を振り分けるという選択肢はあるでしょう。

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留意点2.日本の株式市場では高ROE銘柄のリターンは低い

1990年1月~2013年11月の約24年間では、日本の大型株の高ROE銘柄の平均リターンは、低ROE銘柄の平均リターンを年率で3.4%下回っています。

日本の株式市場では、高ROE銘柄への投資が高リターンを生んだわけでは必ずしもありません。

高ROEの銘柄には平均回帰性があり、高ROEの銘柄はROEが減少していく傾向があり、低ROE企業はROEが上昇していく傾向があります。

ただし、直近3年間では高ROE銘柄が高リターンとなっています。


留意点3.トレーダーのカモにされやすい

JPX日経400の特徴は、定期入れ替え銘柄を読みやすいことです。TOPIXと同様に時価総額をベースに計算され、毎年入れ替えを行うことになります。

もちろんトレーダーやイベント投資家はこれを利用します。コバンザメが盛大に買い上がり、投信・ETFに割高に売りつける光景が繰り返されます。投信・ETFは新規採用銘柄を割高に買って、除外銘柄を安値で売る結果になります。

インデックス投資はコンセプトは良いですが、トレーダーに喰い物にされる側面があります。私もETFやインデックス投信を保有していますので、半沢直樹ではありませんが、カモにされる以上にカモにし返すことを志向しています。昨年はそこそこ利益が出ました。

インデックスのコバンザメ投資 (1)

インデックスのコバンザメ投資 (2)

今年に入っては、日経平均には採用されていないが、JPX日経400で新規採用されたスカイマーク、ガリバーインターナショナル、ミツバなどが、先回り買いの動きが出ていると考えられる値動きでした。楽天も跳ねましたね。私はスカイマークをトレードしました。早いかもしれませんが、本日一部を利確しました。

インデックスのコバンザメ投資 (3)

今後、日経平均やTOPIXと比べてJPX日経400のコバンザメ・トレーディングに妙味があるかは不透明ですね。資金規模がどれ程になるのかや、トレーダーの行動との均衡も重要であり、今後の注目となります。

公的年金の運用方針を見直す有識者会議が、ベンチマークとしてJPX日経400指数を採用すべきだという報告書を出しており、いずれGPIFが資金の一部でこの指数に連動した運用を始めるという思惑もあります。インデックスとしてどの程度の規模になるのかに注目です。

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    2014.01.15 Wed l 投信・ETF l コメント (2) トラックバック (0) l top
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