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2013年は日経平均10,395円→16,291円(+56.7%)、TOPIX859→1,302円(+51.6%)、東証2部指数2,475→3,569円(+44.2%)、東証マザーズ指数404→959円(+137.4%)と大きく日本株は上昇しました。2014年はどうなるかについて考えます。

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株価=EPS(一株当たり利益・業績)×PER(投資家の期待)です。つまり、株価を予想する際は、業績がどうなるか、投資家の期待はどう動くかを考えることになります。

日本

2014年の日本の実質GDP成長率はIMF・OECD・その他機関で1~1.5%程度が予想されています。消費税増税によって、家計の負担増は約7.5~8兆円となり、経済に大きな悪影響を及ぼします。経済対策を打つことで悪影響を緩和することが試みられていますが、GDPの約6割を占める個人消費の落ち込みは避けられません。

皮膚感覚では家電・家具・寝具・衣服・靴・鞄など一度買ったらしばらく買わない物品で盛大な駆け込み需要が発生しています。それらへの需要は4月以降は消滅し、高額品を中心に鋭角な落ち込みを見せると思われます。百貨店等のtoC内需企業については、一旦の利益確定を検討し得る局面でしょう。

2013年は世界的な経済の復調・リスクオン、金融緩和強化などによる円安によって、製造業の海外で上げた利益が円ベースで増幅することによって、株価指数は大幅な増益となりました。

しかし、実質実効為替レートは過去30年間で最高の円安水準に位置しており、購買力平価の観点でもいいところまで円安が進んでいます。米国の円安への寛容性は2013年と比較すると低下しているのは間違いありません。

2014年も大幅な円安となるのは難しく、最大で+15%(1ドル120円)程度であり、円安による増益効果は一服すると予想します。

消費増税による経済失速、円安の一服が懸念材料ですが、企業業績は底堅いと思います。企業の収益性は着実に改善しており、損益分岐点比率は2009年以降大きく低下しており、企業の売上減少への抵抗力は強靭化しています。着実なコストカット、選択と集中、不採算部門の撤退などが奏効していると思われます。

PER(投資家の期待)の面では、過去10年間(2004~2013年度)の平均PERは約16.8倍であり、標準偏差は1.74です。2014年3月期の日経平均の予想EPSは約980です。

PER
予想EPS-10%14年3月期予想EPS予想EPS+10%
標準偏差+220.317,88719,87421,862
標準偏差+118.516,35218,16919,986
10年PER平均16.814,81816,46418,110
標準偏差-115.113,28314,75916,235
標準偏差-213.311,74813,05414,359

この数字を前提にすると、投資家の期待(PER)が要因の株価変動予想は、概ね日経平均14,759~18,169円程度、大きく動いて13,054~19,874円です。

PERが16.8で一定だと仮定すると、業績(EPS)が要因の株価変動予想は、EPSが±10%動くと14,818~18,110円程度、EPSが±20%動くと13,172~19,757円です。

当たり前の話になりますが、EPS・PER両面から見て、日経平均株価のレンジはやはり13,000~20,000円程度になるでしょう。これより上にブレる場合は、余程将来への期待が上昇してバブル的相場になる場合です。逆に下振れるケースは、投資家の期待が大きく下落するか、世界経済に何らかのショックが走るか、大災害が発生するかのいずれかでしょう。

メインシナリオは、ここ最近は大きく上昇していて自然調整が見込まれることから1月下旬~2月にかけて調整し、その後は例年通り3~4月まで上昇し、5~10月のどこかで調整局面があり、年末にかけて上昇という展開です。

リスクシナリオは米国の金利急騰、欧州危機の再燃(フランスあたりで問題勃発)、中国で不良債権問題や地価下落が深刻化、諸外国との情勢の緊迫化などでしょう。もし米国で金利急騰があって米国が困り果てた場合は、日銀の追加緩和で米国債購入というウルトラCが日米で合意され、まさに前代未聞の異次元緩和2が発動する可能性があり、その場合は円安・日本株には大きなプラス材料です。

上昇局面で一部を利益確定し、下落局面で逆張りを図り、何らかのイベント発生時には迅速に対応するといった丹念な対応がパフォーマンス向上に資する1年に2014年はなると思います。2006年型の相場になるような気がしています。

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    2014.01.04 Sat l マーケット雑感・運用状況 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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