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MRT / MRI - Inspektion

がんの検診・治療をめぐっては多様な説があり、「最先端の検診を半年に一回受けるべき」という意見から、「検診も治療もすべきではない、自然治癒がベスト」旨の意見まで多種多様です。この度、専門家から話を聞く機会がありましたので、シェアします。

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がん検診のメリット

がん検診のメリットは、言うまでもなく自覚症状がない段階でのがんの早期発見ですね。早期治療だと、手術・医療処置で生体を傷つけることが少なくなりますし、がんによる死亡を防ぐことにもつながります。

また、がんではないという結果が出ることで、安心する側面もあります。

メリットだけなら「ガンガン行こうぜ」となりますが、がん検診にはデメリットもあります。

がん検診のデメリット(1)身体への悪影響

検診にはリスクが有ります。内視鏡検査では、出血や穿孔が起こる可能性はあり、ごくまれに死まで至ってしまうこともあるようです。専門の学会の報告では、胃の検査では約1万件に1件(0.01%)、大腸の検査は約1,500件に1件(0.07%)となっているようです。

CTスキャンでは、X線撮影の200~300倍の被ばく量放射線が出ます。極めて低い確率ではありますが、被曝によるがんの誘発を否定することはできないようです。また、精密検査の際の生検にもリスクが伴います。

デメリット(2)不必要な治療や検査を招く

検診では、微小で今後も進行がんにはならず、生命に全く影響しないがんを見つけてしまう場合があります。現在は、そのようながんと普通のがんを区別することは難しいようです。

このような治療が全く不要な非常に微小ながんに対して、手術などの治療を行ってしまうリスクがあります。

誤診リスクもあります。本当はがんなのにがんでないと判定される「偽陰性」という問題があります。

また、がん検診によってがんの疑いがあるという結果が出て、精密検査を行ったが、がんがない場合が多くあります。これを「偽陽性」といいますが、不要な精密検査を誘発するリスクがあります。

このデメリットは最先端で感度の高い検査であるほどに上昇します。感度の高い検査を検診で行うと、偽陽性が数多く発生してしまいます。精密検査には副作用もあります。

デメリット(3)偽陽性による不安喚起

検診の結果、「がんがありそう(異常あり)」と判定された場合、精密検査の受信結果が出るまで、不安が出ます。

偽陽性はさけられないものであり、また誤診も発生します。それによって、本来は感じる必要がなかった無用の不安で苦しむことになります。この精神的苦痛が請来する恐れがあります。

受けるべきがん検診と、受けなくていいがん検診

「では具体的にどうすればいいか」についてです。がん検診にはデメリット・副作用が必ず伴うため、科学的に死亡率減少の効果がある証拠があり、かつがん検診による不利益が利益を下回ることが重要です。具体的には以下の表にまとまっています。

がん検診項目

この表は文字数も多くぱっと見でわかりづらいので、補足します。死亡率減少の科学的根拠が十分にあり、利益が不利益を上回ることから、わが国政府が推奨しているがん検診は以下の通りです。

  • 胃がん・・・胃X線検査(40歳以上・年1回)
  • 肺がん・・・胸部X線検査(40歳以上・年1回)
  • 大腸がん・・・便潜血検査(40歳以上・年1回)
  • 子宮頸部がん・・・細胞診(20歳以上・2年に1回)

胃の内視鏡検査・血液検査、肺のCT検査、大腸の内視鏡検査、乳がんの超音波検査、子宮頸がんのHPV検査、前立腺がんのPSA検査などは、個人が自らの意思でやる分には実施可ですが、推奨されていません。

これらの検査は国から推奨されていないという事実は認識しておきたいと思います。余計な検査を受けるお金と時間があるなら、そのお金と時間を魚・野菜などの食事、スポーツジムなどの運動に費やした方が、費用対効果は高いでしょう。

科学的根拠に乏しく、経済的に非効率な検診も数多く行われており、そのような検診には慎重なスタンスが無難ということでした。他方、上記の推奨されている検診については、できる限り受けるのが望ましいとのことでした。

40歳を過ぎたら、胃と胸部のX線検査と便潜血検査は受けた方がよさそうです。私は30歳ですが、健康保険組合の定期健診で受けさせられています。。

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    2013.10.19 Sat l ブログ l コメント (8) トラックバック (0) l top
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