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ヴィレッジ・ヴァンガード

棚卸資産評価損などの特別損失の計上などにより、一気に赤字転落したヴィレッジ・ヴァンガード。2014年5月期の予想も今ひとつであり、株価は大きく下落しています。私は株主優待ブログの方でヴィレッジ・ヴァンガードを取り上げたことがあります。

各種データを見ていると、ある日突然の下方修正のリスクがあると感じていました。利益に比べて営業キャッシュフローが弱い点、棚卸資産の増加が気がかりで不良資産の蓄積が懸念されること、成長が鈍化していて業績面では魅力的がないこと、各種資本回転率系の指標で気がかりなデータが多いことを述べました。

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とはいっても、予想通り!!とドヤ顔できるわけではありません。私自身の売買行動としては、株価が9万円割れの時に買い、9万円を近辺まで戻した時に売っていました。優待丸取りヤッター!!と考えていましたが、株価はその後に爆騰・・・赤字転落による暴落後も、依然として売値よりはるかに高い株価です。

早すぎた売りを悔やんでいましたが、買い戻しのチャンス到来かもしれないということで、再度データを見てみました。

投下資本利益率・売上高営業利益率は順調に低下、販売管理費率は順調に上昇しています。運転資本回転日数・棚卸資産回転日数は順調な上昇を続けていましたが、ここにきて急落しました。棚卸資産の特損が要因ですね。

売上債権回転日数は順調な低下でOKです。固定資産回転率は低下傾向で、投資先行で投資が売上・利益上昇に結びつくかが課題といった状況です。

今後は、採算の良い一括仕入れを増やすこと、POSシステム導入による効率化を推進するようです。これは経営効率化という点では良い反面、店長の破天荒な仕入れが独創性のあるラインナップにつながっていたヴィレヴァンらしさは抑制されます。

会社計画では、ヴィレッジ・ヴァンガードの既存店売上高は、前期比+1%前後を計画しているようです。2013年6月は-0.6%・・・。ただ、マイナス幅は縮小しつつあります。

ヴィレッジ・ヴァンガード既存店売上高推移
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションWebサイトより)

流動比率の低さを問題視する意見もあるようですが、ヴィレヴァンのような小売業は現金商売がベースであり、流動資産の中の売上債権が少なく、買入債務は大きくなって流動比率が小さくなる傾向があるため、そんなに心配することはないと思います。

B/Sを見ると、やはり一にも二にも、借方の多くの部分を占める棚卸資産がどうなるかが重要。わかりやすい商売であり、今後の仕入れの成否次第ですね。

結論としては、経営状態・成長性は足踏み状態であり、面白い企業ではあるものの今後の急回復に楽観的にはなれません。しかし、最高で約9%という驚異的な株主優待をゲットできる1単元は十分に買いだと思います。

買い戻しのタイミングを探っている最中です。自分が買う前にこういうエントリーをアップするのは、自分の首を締めている感もありますね・・・まあ気にしないことにします。

最後に基本指標を確認しておきます。

  • 実績PBR:0.77倍
  • 予想PER:10.64倍
  • 実績ROE:-25.15%
  • 実績株主持分比率:47.3%
  • 予想配当利回り:1.05%
  • 予想1株配当/予想EPS:11%

ヴィレッジ・ヴァンガードは、低PBR・低PERでバリュー投資に人気があったと思います。しかし、単純な数字だけで投資するのはやはりリスキーな側面があり、B(資産)の質、E(利益)の確実性・持続性について、検討した方がいいという好例でした。

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    2013.07.29 Mon l 株式 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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