TOP > ARCHIVE - 2012年02月
前回述べた通り、若年層が年金で得をするには、以下のいずれかが必要です。

(1)平均寿命を超えて長生きする。
(2)障害を背負って障害年金を受給したり、配偶者と死別して遺族年金を受給するなど、老齢年金以外の特別給付を受ける。

これら障害年金と遺族年金の概要についてまとめます。皆に関係あるのは障害年金ですので、障害年金の方を先に取り上げます。

2012.02.10 Fri l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (0) トラックバック (0) l top
■内閣府経済社会総合研究所の試算では、年金の受け取りと支払いの生涯収支を世代間で比較すると、1955年以降に生まれた世代では、支払いの方が大きくなると報道されました。

ちなみにこの試算では、年金積立金の名目運用利回り4%が「標準ケース」とされており、儚い夢物語・砂漠の蜃気楼・砂上の楼閣臭が漂っていますが、それは置いておきます。

この試算では企業負担分を含めている点が、これまでの政府の試算と異なる点です。これまでは企業負担分を含めずに、「年金は得」という宣伝が行われてきました。

企業負担分をどう考えるかは意見が分かれるところです。企業負担分をなくしてもその分給料が上がるとは限らないので含めるべきではないという意見もあるでしょう。他方、企業負担分は被雇用者に帰属する人件費であり、それがなかったら給料が上がったり雇用が増える効果があるため含めるべきという意見もあるかもしれません。

実は多くの企業にとって社会保険料は税金以上に重い負担であり、法人税減税よりも社会保険料の企業負担撤廃の方が嬉しい企業は多いでしょう。社会保険料の企業負担がなくなったら、雇用増加効果はあると思います。

2012.02.07 Tue l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (0) トラックバック (0) l top
■三菱東京UFJの日本国債急落危機管理計画が話題になっています。2016年に長期金利は3.5%に上がる恐れがあるとされています。日本国債ヲワタ組はキターと勢いづいています。

日本国債に関する見解で非常にバランスが取れているのは、ロイターの三井住友FGの宮田孝一社長のインタビューです。

「われわれが持っている日本国債の平均年限は2年だ。この程度の年限で持っていれば逃げ切れる。このため、日本国債では、われわれは大きくはもうからないだろうが、リスクはほとんどない状態にポジショニングを変えてしまった

何が(危機の)発端になるかというと、誰かが売り仕掛けた時に始まるのだろう。売り仕掛ける人は日本国内にはいない。海外のヘッジファンドだとすると、売りを正当化する理屈がその時にあるかどうかだ。さらに言うと、日本の機関投資家が本当に動揺するかどうかと言ってもいい。今、そのようなステージにあるとは考えられない

書籍では、世界国債暴落 ―世界を蝕む日本化現象がコンパクトにまとまっています。

メガバンクは日本国債のデュレーションを短期化していましたが、現在の三井住友も2年程度まで落としており、金利上昇リスクに耐えられる状況になっています。仮に金利が上昇したとしても、保有国債の価格下落は限定的ですし、再投資利回りは大きく上昇します。


2012.02.03 Fri l 資産運用の考え方 l コメント (11) トラックバック (0) l top