TOP > ARCHIVE - 2010年12月

■年末が迫ってきました。年末年始は数日間のまとまった休みがとれるので、家計・資産運用などについても、1年間を振り返って来年以降の計画を立てています。

今後の中長期的なスタンスを、各アセットクラスごとにまとめておこうと思いました。まずは日本株について取り上げます。

振り返ってみると、2009年は2003年-Ⅱ(株価下落からの底打ち)、2010年は2004年-Ⅱ(ボックス相場)のような展開でした。

今後の日本株についてのスタンスは、結論から言うと、「新たな悪材料が出なければ、当面はホールド継続、PBR1倍接近で押し目買い検討」です。

日本株は、世界的には国際景気敏感株と位置づけられており、米国10年債の利回りと非常に相関性が高いのが特徴です。

The Goal

※月末の値をチャート化

2010.12.27 Mon l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top

※前回までのエントリー

年収400万以下が多数の現実~非婚化・少子化の要因か?

あの時代はもう戻ってこない

※前回までのまとめ

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・20~30代の年収がここ10年ほどで急速に低下して、90%の女性・50%の男性が結婚相手に求める「年収400万以上」の条件を満たす人が少なくなっており、それが少子化・非婚化に影響していると思われる。

・その要因はグローバル化、IT化、日本企業の国際競争力の低下だと考えられる。

・グローバル化・IT化は止まることはなく、むしろ加速していく可能性が高い。この潮流に逆らって鎖国化するのは、自滅への道であり現実的ではない。したがって、少子化・非婚化を脱却するためには、日本企業の付加価値生産性・国際競争力の向上がキーポイント。

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■「では、私のような普通の個人としては、今後どのように行動するべきか」ですが、余程のミラクルがない限りは、非婚化・少子化のトレンドが続く可能性が高いため、それを前提として人生設計した方が無難だと思いました。

お一人様・子供がいない夫婦向けのサービスが、今後の有力ビジネスになるかもしれません。その分野で起業のチャンスもあるかも。

誰にも関ってくるのは、公的年金、健康保険、介護保険などの社会保障。まず、現在のトレンドが続くとどうなるかを確認します。

公的年金は既に現在、現役世代3人で1人を支える「崩れる寸前のピラミッド型」となっていますが、これが10数年後には2人で1人を支える「デュアル・コア型」となり、2055年には1人で1人を支える「パリティー型」になると見込まれています。

大雑把には年金制度は、1人が払った保険料から、偉大なる官僚様の人件費、年金運用のための諸々の諸経費を差し引いて、そのまま1人が受け取るという、ある意味でシンプルな形態になります。

となると、大体いくらくらい出るかは想像つきますね。

2010.12.24 Fri l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (1) トラックバック (0) l top

ふと気がついたら12月もいつの間にか21日になっており、毎年恒例の冬ボーナス定期預金キャンペーンが出揃っていました。期限が迫っているのもありましたので、取り急ぎこの話題について取り上げます。

以下は、1年・3年・5年の年限における金利上位トップファイブの銀行です。口座開設や預金にあたって来店しなければならなくて、一部地域のみに店舗がある銀行は除外しています。

<1年>

銀行名金利期限制約解約
SBJ銀行0.50% 1000万以上
きらやか銀行0.46%~3/3130~1000万原則不可
あおぞら銀行0.45%~12/31300万以上
セブン銀行0.40%~1/161万以上
関西アーバン銀行0.40%~1/10300万以上

※あおぞら銀行・・・50万以上300万未満は、0.40%

※SBJ銀行・・・1000万未満は、0.40%

<3年>

銀行名金利期限制約解約
SBJ銀行0.70% 1000万以上
きらやか銀行0.50%~3/31300万以上原則不可
関西アーバン銀行0.50%~1/10300万以上
あおぞら銀行0.50%~12/31300万以上
鳥取銀行0.43% 1000万以上

※SBJ銀行・・・1000万未満は、0.60%

※きらやか銀行・・・30万以上300万未満は、0.48%

※関西アーバン銀行・・・100万以上300万未満は、0.40%

※あおぞら銀行・・・50万以上300万未満は、0.40%

<5年>

銀行名金利期限制約解約
SBJ銀行0.70% 1000万以上
きらやか銀行0.66%~3/31300万以上原則不可
あおぞら銀行0.60%~12/31 300万以上
東京スター銀行0.60% 100万以上原則不可
オリックス信託銀行0.50% 300万以上

※SBJ銀行・・・1000万未満は、0.60%

※きらやか銀行・・・30万以上300万未満は、0.52%

※あおぞら銀行・・・50万以上300万未満は、0.55%

※オリックス信託銀行・・・100万以上300万未満は、0.45%

2010.12.21 Tue l 定期預金・その他 l コメント (1) トラックバック (0) l top

■前回は、20~30代の年収がここ10年ほどで急速に低下していること、90%の女性・50%の男性が結婚相手に求める「年収400万以上」の条件を満たす人が少なくなっていること、それが少子化・非婚化に影響していると思われることについて、述べました。

では今回はその要因は何かについてまとめてみます。結論から言うと、グローバル化、IT化、日本企業の国際競争力の低下が要因だと思いました。

■1980年代末の冷戦終結後、資本主義経済の中にほとんど入っていなかった旧共産圏諸国が、世界経済の枠組みの中に入ることとなりました。それを契機に、物理的な国境の意義が低下する「グローバル化」が進行しました。

低賃金の労働力が大挙として世界経済に入ってきたことにより、世界的な供給能力は大きく拡大し、需給関係は緩み、物価水準が下落しがちな体質になりました。

つまり、経済のグローバル化により、あらゆる価格が一番安い国の価格に影響されて、一物一家に収斂していく流れにより、先進国経済に価格下落の波が押し寄せました。

また、各国の賃金などの生産要素の価格も、世界的に一定の水準に収斂する動きが強まり、賃金水準が高い日本においては、賃金水準に下落圧力がかかりました。

21世紀に入ってからは、IT化が急速に進行し、海外とのコミュニケーションコスト・海外への進出コストが格段に低下し、企業の世界進出の流れが加速しました。その結果、グローバル化・世界のフラット化のスピードが加速しました。

このようなグローバル経済下の企業間の競争も、グローバルな規模で価格収斂をもたらし、先進国での賃金低下をもたらす要因のひとつとなりました。

以上のような経済のグローバル化・IT化は、良いか否か・好むか否かは別問題として、事実としては認識せざるを得ないところです。

2010.12.17 Fri l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (4) トラックバック (0) l top

結構びっくりした結果の調査がありました。

野村総合研究所の調査 によると、20~49歳までのバツなし未婚男性のうち、年収700万以上の男性はわずか2.8%しかおらず、年収500万以上でも7.7%、年収400万以上まで下げても16.1%しかいないそうです。

ちなみに、6割の未婚女性が結婚相手に年収600万以上を求める そうです。また、年収400万以上まで条件を下げると、92.6%の未婚女性が該当します。

しかし、バツなし未婚男性の83.9%が年収400万未満となっています。これは意外な結果でした・・・世知辛い。もちろん、サンプル数は少なく、バツなし未婚男性の年収については国民全体の統計ではありませんので、国民全体の実際の値とはズレがある可能性は十分あるでしょう。

バツあり未婚男性、既婚男性まで含めても、国税庁が発表した民間給与実態統計調査(2009年)によると、男性は年間給与額300万円~400万円以下が約20.0%となっており、最も多いゾーンであり、給与所得者の60%が年収400万以下 だそうです。

NHK「あすの日本」プロジェクトと三菱総合研究所の共著 によると、30代前半の収入は、「1997年には、500万~600万円台が最も多かったのだが、2007年には、それが300万円台となり、年収のピークが200万円以上も低くなっている、この10年で、低所得化が急速に進んでいる」そうです。

余人に代え難い仕事をこなす「クリエイティブ・プラス」以外の層は、急速に所得が減少しつつある状況でしょうか。

2010.12.14 Tue l 家計・公的年金・社会保険 l コメント (4) トラックバック (0) l top

■週末定点データ ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/3/107,0210.8168.081.30%
2010/12/1010,2121.1715.751.19%
・TOPIX
TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
888.221.1216.222.00%11.50 0.72
・米国

 NY Dow30S&P500
終値11,410.321,240.40
予想PER(2010年末)13.3814.64
EPS852.7984.75
10年国債利回り3.33%3.33%
リスクプレミアム5%14,2131,412
リスクプレミアム6%12,1831,211
リスクプレミアム7%10,6601,059

2010.12.12 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (1) トラックバック (0) l top

■野村アセットマネジメントから、インデックスファンドの新シリーズが出ていました。

野村インデックスファンド(愛称:Funds-i)

※他社のインデックスシリーズ

SMT(旧住信)

eMAXIS(三菱UFJ)

インデックスe(旧中央三井)

信託報酬と信託財産留保額についてまとめました。なお、日経平均は、「ニッセイ日経225インデックスファンド 」という神ファンドがあり、他の選択肢はないと考えているため、下表からは除外しています。

<信託報酬>

 STAMeMAXISCMAMFunds-i
TOPIX0.4725%0.42%0.3885%0.42%
先進国株式0.63%0.63%0.525%0.5775%
新興国株式0.6825%0.63%    -0.63%
国内債券0.42%0.42%0.3885%0.42%
先進国債券0.5775%0.63%0.525%0.5775%
新興国債券0.63%0.63%    -0.63%
新興国債券 (ヘッジ型)    -    -    -0.63%
J-REIT0.525%0.42%    -0.42%
先進国REIT0.6825%0.63%    -0.5775%

<信託財産留保額>

 STAMeMAXISCMAMFunds-i
TOPIX0.05%0.00%0.00%0.00%
先進国株式0.05%0.00%0.00%0.00%
新興国株式0.30%0.30%    -0.30%
国内債券0.05%0.00%0.00%0.00%
先進国債券0.05%0.00%0.00%0.00%
新興国債券0.30%0.30%    -0.30%
新興国債券 (ヘッジ型)    -    -    -0.30%
J-REIT0.05%0.30%    -0.30%
先進国REIT0.05%0.30%    -0.30%

野村の新ファンドは、先進国REITの信託報酬が最低コスト。先進国REITを新規購入する際は、有力な選択肢かもしれません。

ただ、信託報酬以外のコストは運用報告書が出るまでわかりませんので、トータル・コストは未知数。CMAMと野村Funds-iの報告書が出たら、STAM・eMAXISも合わせて、トータルコストについてまとめたいと思います。

2010.12.09 Thu l 投信・ETF l コメント (4) トラックバック (0) l top