TOP > ARCHIVE - 2010年04月

経済産業省のエネルギー白書 をネットで見つけました。昨年の5月に国会報告されたものであり少々古いですが、面白い内容でした。

白書では、WTI原油価格は、2003年頃までは需要と供給が対応する形で安定的に推移してきたが、 2004年頃から、中国を中心とした新興国の需要急増を契機に、原油価格が高騰することになったと分析されています。

2008年前半までにはファンダメンタルな価格と、市場価格の間に大きな乖離が生じたが、リーマンショック後の暴落により、2009年第1四半期には、ほぼファンダメンタル上の価格と市場価格は一致する水準におちついたそうです。

The Goal

2010.04.30 Fri l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top

■「藤巻健史の5年後にお金持ちになる『資産運用』入門」を読みました。

本書の面白かった点の要約は、以下の通りです。

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・どういう人がお金持ちになるかというと、経済の流れを見て、「これからインフレになるのか?デフレになるのか?」などを見極められた人。どの株の銘柄がいいかなということを考えていた人ではない。

30年前に株と土地を買って、バブルのピークで土地と株を売って、国債や定期預金に切り替えた人、すなわちインフレが終わったと思いデフレモードにした人は大儲けした。

経済や金融をしっかり学習し、デフレになるかインフレになるか予想し、かつデフレになったらどういう商品がいいか、インフレ時はどうか、などをきちんと理解する。

政府・日銀の景気把握状況、それに基づきどのような政策を打っているかなどを押さえ、国際的な経済状況も見ておく。その上でどういう金融商品を買ったらいいのかを見極める。

・どんな時でも、何が何でも株がいいというわけではない。そうではなく、今株に投資するべきなのか、それとも株を処分して国債にするべきか、などを考えることこそ重要。株、土地、国債、為替、金利などについての基本的な知識を勉強して、それをどう活かしていくかが大切。

・少しでもいいから投資をやってもらいたい。そして、いちばん重要な時(大きな買い物をする時など)にその勉強を活かせるようにしておくのが理想。きちんとした経済の知識があれば、人生で一番大きい買い物、家とか土地とかを買うタイミングを間違えなくて済む。

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その通りだと思いますが、それをするのはとても難しいのが現実。旧モルガン銀行で支店長をつとめ、1年ですがジョージ・ソロスのパートナーもつとめた藤巻氏でさえ、ここ数年間の予想はことごとく外れています。

藤巻氏がもし公言しているのと同じポジションを取っていれば、資産運用では大きな損失を出しているはずです。相場予測は本当に難しい。

相場観に基づき、極端なポジションを取ると、上手くいけば大儲けできますが、逆流すると吹き飛んでしまいます。自分の相場観を過信して極端なポジションを取るのは慎みたいと思います。

自己の予測を実際の運用に反映させる際には、予測の当たり・外れの精度を考慮する必要があるでしょう。可能な限り客観的にアセットアロケーションのインプットに反映させることが大事だと思います。

例えば特定のアセットクラスの期待リターンは+50%だと予測していたとしても、それをそのまま資産配分を決める際に利用するのはリスキーです。

予測と現実の相関関係はどの程度あるかを考慮する必要。優秀なファンドマネージャーの場合は、相関係数0.05~0.1くらいだと言われているようです。勝敗の形で表現すると、21勝19敗~22勝18敗です。これを加味する必要があると思います。

2010.04.27 Tue l 資産運用の考え方 l コメント (3) トラックバック (0) l top

■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/3/107,0210.8168.081.30%
2010/4/2310,9141.4131.821.32%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
978.201.3332.331.66%11.16 0.80

TOPIXが堅調。NT倍率(日経平均÷TOPIX)が低下しています。配当利回り・PBRからは、過去のケースからみると、底値圏の終盤期を示唆しています。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値11,204.281,217.28
予想PER(2010年末)14.1215.12
EPS(2010年末)793.5080.50
10年国債利回り3.81%3.81%
リスクプレミアム5%12,1911,237
リスクプレミアム6%10,5671,072
リスクプレミアム7%9,325946

S&P500の2011年末の予想PERは約12.77であり、それで計算すると、S&P500のレンジは1,120~1,465。

このまま順調に経済が回復していったら、2007年の高値も見えてくる?ただ、2年先はどうなるか全くわかりません。何もかもが上手くいった場合はということで。

<為替>

最新の購買力平価は、以下の通りです。

<ドル/円>

消費者物価・・・136.07 企業物価・・・・・104.23 輸出物価・・・・・・73.71

<ユーロ/円>

企業物価・・・・・102.33 消費者物価・・・101.93 輸出物価・・・・・・96.85

ドル円は73~104円が大雑把なスパンであり、80円割れでドルに妙味、100円超えで割安性が薄れるというのが、過去の推移から見た際の考え方の一つ。

ユーロ円は、100円割れがあったら、10年に1度の買いチャンスかもしれません。前回購買力平価より円高にあったのは、ユーロ発足直後の懐疑的な視線が多かった時期以来です。

2010.04.25 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (1) トラックバック (0) l top

中央三井AMから新たに設定されたCMAMインデックスeシリーズの投信が、SBI証券で販売されることになりました!嬉しいニュースです(^^)

販売手数料は、ノーロードです。

信託報酬と信託財産留保額について、他のインデックス投信との比較を表にしました。

<信託報酬>

 CMAMeMAXISSTAMSMAM
TOPIX0.3885%0.42%0.483%0.42%
先進国株式0.525%0.63%0.777%0.525%
新興国株式    -0.63%0.872%    -
国内債券0.3885%0.42%0.462%    -
先進国債券0.525%0.63%0.672%    -

※販売手数料は、全てノーロード

信託報酬は、eMAXISシリーズを下回り、最安値となっています。特に先進国株式と先進国債券は、eMAXISより0.105%も低い点が魅力的です。

たまに「0.1%の違いにこだわる必要があるの?」と聞かれることがあるのですが、コストはあまり気にならないというメンタリティより、0.1%でも気になるというメンタリティの方が、投資には資すると個人的には思います。

ファンドマネージャーは、ベンチマークやライバルのファンドと0.1%単位で熾烈な競争をしています。

また、コストを下げることは、数少ないフリーランチと言いますか、自分の力で確実に実現可能な運用効率化の手段です。そのような手段は数少ないと思います。

もちろん信託報酬以外のコストやトラッキング・エラー、ファンドの純資産なども重要な要素でしょう。

信託報酬以外のコストについては、CMAMeシリーズは、マザーファンドの規模が大きいようですので、eMAXISやSTAMとそれ程変わらないのではないかと思います。

ただ、万全を期すのであれば、最初の運用報告書が出るまでは購入を控えるというのも一つの考え方でしょう。

2010.04.22 Thu l 投信・ETF l コメント (2) トラックバック (0) l top

人民元の切り上げ観測で注目を集めている中国。中国市場については、中国の資産バブルを懸念する意見が強まってきました。

新興国=著名ファンドマネジャーが警告、「中国とインドはITバブルの現代版だ」

上海では地価が150%以上に急騰!中国の不動産バブルは対岸の火事ではない

『バロンズ』が中国に赤信号!

特に不動産バブルの懸念が強まっています。都市部においては、国民の年収比の不動産価格は、日本のバブル期よりも高くなっているようです。

2010.04.20 Tue l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top

■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/3/107,0210.8168.081.30%
2010/4/1611,1021.4433.091.35%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
988.841.3433.401.64%11.23 0.83
先週は日経平均が約1%程度下落したのに対して、TOPIXは約0.1%の下落にとどまりました。出遅れ内需株が堅調な流れかもしれません。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値11,018.661,192.13
予想PER(2010年)13.9915.32
EPS787.6177.81
10年国債利回り3.76%3.76%
リスクプレミアム5%12,1861,204
リスクプレミアム6%10,5541,043
リスクプレミアム7%9,307919

非常に堅調な米国株式。S&P500よりはNYダウに妙味がある?ハイテク株式の堅調さがS&P500の堅調さに影響しているのでしょう。NYダウとS&P500の株価の関係は、TOPIXと日経平均の関係に似ている気がします。

S&P500が1050割れすることがあれば、押し目買い予定。

2010.04.18 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (0) トラックバック (0) l top

■先月、ダウ・ジョーンズUBSコモディティ・インデックス(DJ-UBSCI)の「総合商品指数」に連動するETFが上場 しました。その他の指数に連動するETFなども同時に上場されています。

上場から20営業日ほどが経過しましたが、現時点では出来高は少ない状況となっています。

コモディティ関連のETFは、裏づけ資産(投資対象)に着目すると、以下の3つに分類できる気がします。

(1)現物

SPDRゴールドシェア(1326)など

(2)リンク債

イージーETF S&P GSCI商品指数キャップド・コモディティ(1327)など

(3)その他

WTI原油価格連動型上場投信(1671)など

基本的には、最も望ましいのは現物資産の裏づけがあるETFだと思います。ただ、私が知る限りでは、コモディティにおいては、現物の裏づけがある国内ETFは、貴金属関連しかないと思います。もし貴金属類以外にあれば、ご教授ください。

(2)のリンク債に投資するタイプのETFは、リンク債の発行体の信用リスクを負いますし、見えないコストがどれ程かかっているのかに関して不透明な側面があると言われています。個人的にはできれば避けたいです。

その他には、WTI原油先物に直接投資するETF(1671)があったりします。

2010.04.16 Fri l 投信・ETF l コメント (2) トラックバック (0) l top