TOP > ARCHIVE - 2010年02月
■前回は、日本国債の状況について概観し、日本の財政状態がかなり悪いのは確かですが、国内消化が可能である点や、対外純資産が多く、債務が円建てである点はプラスであることを述べました。

本日は、「結局のところ日本国債は大丈夫なのか?、大丈夫だとしたら今後はどのような指標に注意を払う必要があるか、大丈夫でないならどう行動すればよいか」についてまとめます。

日本国の財政赤字の持続可能性の目安の一つは、「国債の需給バランスが崩れないように、日本国の公債残高が将来的にも増加し続け、発散してしまうことがないか」だと思います。

公債の債務残高の発散を防ぐためには、少なくてもプライマリー・バランス(借入れを除く歳入-過去の借金の元利払いを除いた歳出)が均衡(±0)する必要があります。理想は黒字化です、

プライマリー・バランスが均衡していれば、国の毎年の支出が税収などの毎年の収入でカバーされていることになります。これが達成されている場合、その年の債務の増加は利払い分のみとなり、名目金利と名目GDP成長率が等しければ、公債残高の対GDP比は一定となります。

2010.02.26 Fri l 資産運用の考え方 l コメント (4) トラックバック (0) l top
■先日は、JPモルガンがAAA債券の暴落を予測し、業界地位低下という痛みを覚悟してサブプライム関連の資産を2006年10月2週に処分し、金融危機のダメージを最小限に抑えたことについて述べました

「日本国債のデフォルト」という、JPモルガンと同じくらい傷みを伴い「本当に起こるの?」というシナリオを検討したいと思います。財政危機や日本破綻、ハイパーインフレ発生といった言説が、21世紀に入って度々登場しています。本当に財政破綻が迫った危機的状況であれば準備が必要ですし、問題がないようであれば、余計な心配をせずに日本国債と円建て資産を保持すればいい。

「実際は日本国政府の財政状況はどうなのか、本当に危機的状況なのか、国債デフォルト・通貨危機に陥る可能性はどの程度あるのか、どの指標に注目してどういう場合にどのような行動をとるべきか」をはっきりさせようと思いました。本日は、日本の財政や国債をめぐる状況や、日本の債務について一般的に述べられている話についてまとめたいと思います。

2010.02.24 Wed l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top

■週刊 ダイヤモンド 2010年 2/20号読みました。「年金の大誤解」と題した年金特集号です。

The Goal

このブログでも、以前に公的年金について書いたことがあります。

公的年金(1) 厚労省の試算には裏がある

公的年金(2) 現行制度では、大きな負担のサラリーマン層

これを書いたきっかけは、東洋経済の年金特集号でした。

The Goal

私はあまり「これは間違ってる」系のことはブログに書かないようにしています。

しかし、東洋経済の年金特集号は内容があまりにも酷く、嘘(事実誤認?)もありました。公的年金という公共性が高い問題だったこともあり、ブログに書きました。

今回の週刊ダイヤモンドの記事は、概ね私が書いたことと同じような内容でした。ダイヤモンドと東洋経済を読み比べると、面白いと思います。大きな図書館に行けばバックナンバーがあったり、無料で取り寄せることができると思います。

東洋経済は、たまに“暴走”があるような印象があります。先日もSBIの北尾CEOとバトってました。

http://twitter.com/yoshitaka_kitao/status/9125413403

2010.02.22 Mon l ブログ l コメント (0) トラックバック (0) l top

■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2010/2/1910,1241.2830.371.32%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
889.081.1830.631.81%11.39 0.80

先週はTOPIXがやや軟調となりました。引き続き、日経平均・TOPIXともに底値ゾーンの特徴を示しています。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値10,402.351,109.17
予想PER(2010年)13.3514.09
EPS779.2078.74
10年国債利回り3.77%3.77%
リスクプレミアム5%11,8601,198
リスクプレミアム6%10,2931,040
リスクプレミアム7%9,092919

NYダウのファンダメンタル上のレンジ(割安~普通)は、9,092~11,860

S&P500は、919~1,198

長期国債+6%のリターンが期待できる株価水準で反発しました。底堅い推移となっています。

2010.02.21 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (2) トラックバック (0) l top

オリックスが、1月に続いて再度個人向け社債を発行します。

利率は、2.50~3.50%(中央値3.00%)

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償還期間:4年

購入単位:100万円

金利:2.50~3.50%(2/24決定)

募集期間:2010/2/25~2010/3/12

格付け:A(R&I)、A(JCR)、A-(S&P)、A3(Moody's) ※発行体

   

引受人:大和証券キャピタル・マーケッツ、みずほ証券、オリックス証券、岡三証券など

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2010.02.18 Thu l 個人向け社債 l コメント (0) トラックバック (0) l top
VaRやECを利用したリスクモデリングについて、「金融危機が提起したリスクモデリングの課題」という面白い記事がありました。

リスクモデリングの課題について書かれています。その記事の中にあったJPモルガンの話が面白かったです。

2006年10月2週、(1)サブプライム融資の延滞が危険水準まで増えていること、(2)サププライムCDOのCDSスプレッドが拡大しており、在庫となるAAA CDOのリスクをフルヘッジすればCDOの発行利益はなくなること、などの理由から、JPモルガンはサブプライム関連資産の処理を決断したそうです。

その結果、債券引き受けシェアは3位から6位まで下落したそうです。「AAA債券の暴落」というほとんどの人が夢にも思ってなかった出来事を予測し、会社の業界地位下落を覚悟してまで、その決断は下されました。

その結果、金融危機勃発後も、JPモルガンは米国の金融大手の中で、四半期ベースの赤字が唯一なく、不良債権比率は最低となりました。総資産はゴールドマン・サックスの2倍以上になり、株式時価総額は米銀最大となりました。

2010.02.17 Wed l 資産運用の考え方 l コメント (3) トラックバック (0) l top

資産形成が徐々に進んでくると、不動産購入を検討したくなってきます。特に金融危機勃発による不況が続き、マンションの投げ売りや、過去最大級の住宅ローン減税を見ていると、「どうしようかなあ、買いどき?」と少し考えています。いずれ、不動産購入についてまとめたいと思っています。

そういう中、年収で無理なく買える不動産価格について、簡単な試算がありました。それによると、年収別の余裕を持って購入できる不動産価格は、以下の通りとされています。頭金なしで全額住宅ローンを組んだ場合で、租税・社会保険料などは収入の30%、年間返済額は手取り年収の25%などが前提とされています。

年収400万600万800万
物件価格1507万2286万3040万
住宅ローンの 毎月の返済額5.8万8.8万11.7万
総返済額2436万3695万4914万

※住宅ローンの支払い期間は35年

※金利は、固定3.0%

※返済方法は、元利均等払い

2010.02.15 Mon l 不動産・REIT l コメント (0) トラックバック (0) l top