TOP > ARCHIVE - 2009年12月

■ダイモンド・ザイを図書館で読みました。

著名投資家に関する記事が面白かったです。もちろん、著名投資家の考えが当たるとは限りませんが、一応その内容をまとめておこうと思いました。

<ウォーレン・バフェット>

2003年以降、中国や資源・環境・エネルギー関連の株に傾斜

<ジム・ロジャース>

・米ドル、米国債はいずれ下落。こんな国の通貨には悲観的にならざるを得ない。長期的なドル安は避けられない。米国債も米国株も持つべきじゃない。保有するなら債権国の通貨だ。

・米ドルの次に基軸通貨になるのは、ユーロくらい

・投資するなら、株よりコモディティ

・最近市場が過熱してきた新興国株は全て売ってしまったが、中国株だけは変わらず持ち続けている。中国株は死ぬまで持ってるつもり。

日本円に対しては、しばらく強気。米ドルや米国株よりも日本円や日本株を多く保有している。ただ、少子化という大きな問題がある。

日本に求めるチェンジは、(1)子供を増やすこと、(2)移民を受け入れること、(3)そのどちらもできないのであれば、国民が生活水準を落とすこと

<ロバート・キヨサキ>

米国はインフレに向かい、米ドルは暴落

概して、中国・資源に対しては強気の見通しであり、米ドルに対しては弱気ですね。

確かに、ドル高が続くと、米国のネット対外負債が膨張することになり、通貨・金融危機の再発の危険性が高まるような印象があります。ですので、米ドルのファンダメンタル上、持続的なドル高は期待できないかもしれませんし、過度にドル高が進んだ場合は、逆に警戒した方がいいかもしれません。

ただ、米国は今後も順調に人口が増加し、先進国の中では、依然として最大の成長が見込まれていると思います。自分は、米国株式投資は、今後も継続します。

2009.12.30 Wed l マーケット雑感・運用状況 l コメント (0) トラックバック (0) l top

■ファンダメンタル

<株式> ・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/12/2510,4951.3035.821.26%
・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
909.391.2035.821.76%11.54 0.81
米国株に比べて日本株が出遅れています(TOPIX÷S&P500は過去20年間で最低水準)。また、日経平均に比べてTOPIXが出遅れています。今回の景気回復が輸出主導であることが要因か。

株価は上昇しましたが、まだ2003年と比べても割高感はありません。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値10,520.101,126.48
予想PER(2010年)13.5414.80
EPS776.82 76.10
10年国債利回り3.80%3.80%
リスクプレミアム5%11,4241,119
リスクプレミアム6%9,959976
リスクプレミアム7%8,827865

NYダウのファンダメンタル上のレンジ(割安~普通)は、8,827~11,424

S&P500は、865~1,119

2010年度末の予想利益を織り込めば標準的な株価水準であり、割高感はありません。

<為替>

 購買力平価過去平均現在値
ドル約138円約100円91.18
ユーロ約100円約120円131.26
英ポンド約153円約150円145.54
豪ドル約70円約72円80.66
NZドル約58円約60円64.40
カナダドル約83円約80円86.82

※購買力平価は、消費者物価ベース

※過去平均は、実質為替レート平均は現在の名目レートではいくらになるか。

ドルとポンドの低調が継続し、ユーロ・豪ドル・NZドル・カナダドルは、購買力平価や過去の平均からは+10%程度の円安ゾーン。

2009.12.27 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (2) トラックバック (0) l top
■むく介さんより、コメントでご質問を頂きました。その中に「株式はハイパーインフレに対して有効?」旨のご質問がありました。本エントリでお答えしようと思います。

一般論としては、株式はインフレに対して、債券に比べて対応力があると言われています。単純化したケースで、インフレが株価に与える影響を見てみます。次のような会社があると仮定します。

<A株式会社>
----------
売上:100億円
利益: 10億円
発行株式数:200万
一株当り利益:500円
株価:1万円
PER:20倍
----------

ハイパーインフレが発生し、物価が10倍になったとします。売上や事業構成が変わらず、投資家のA社への評価も変化しなかった(PERが変化しなかった)と仮定すると、A社のデータは、以下のように変化します。

--------
売上:1000億円
利益: 100億円
発行株式数:200万
一株当り利益:5000円
株価:10万円
PER:20倍
--------

物価が10倍になったのに伴い、株価も10倍になりました。このように、他の条件が変化しないという仮定の下では、株式はインフレに対応できます。

しかし、現実の経済では、様々な経済状況が変化するので、常にインフレ時には株価が上昇するとは限りません。

2009.12.25 Fri l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top

前回 は、コモディティ投資のメリットは、大きくは①価格変動益の期待、②インフレヘッジ、③分散効果であることを述べました。

そして、①について、コモディティは価格変動益を狙えますが、適正価格の把握が難しく、価格の変動幅(ボラティリティ)が大きく、ゼロサムゲーム的性質があり、参加するタイミングと去るタイミングが遅れた場合、大きな打撃を被る可能性もあり、難易度が高いと思うことを述べました。

今回は、②インフレヘッジ、③分散投資効果についてまとめます。

2009.12.23 Wed l 資産運用の考え方 l コメント (2) トラックバック (0) l top

■今年は、金や原油が3月の底値から大幅に上昇し、コモディティへの投資が注目を集めました。金価格は史上最高値を更新しました。

ジム・ロジャース氏やジョージ・ソロス氏のように、著名投資家の中には、更なるコモディティ価格の上昇を予測する人も多いです。

以下はジム・ロジャース氏のコメントです。

日経マネー10月号から引用

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「ファンダメンタルズが改善し続ける分野として頭に浮かぶのは、やはりコモディティーだ。

コモディティーの価格は基本的に需給関係に基づいている。石油の備蓄は年6%程度減り続けるし、食糧備蓄も非常に低い水準にある。コモディティーの供給は減っていくし、この傾向はまだ続くと思われる。

それに加え、世界中の国々が経済対策と称して紙幣を大量に発行している時にコモディティーの価格が上がるのは、歴史が語っていることである。」

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ダイアモンド・オンライン から引用

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 中長期で考えるなら、ずばり、コモディティ(商品)が注目だ。原油、非鉄金属、農産物などの原燃料は、世界的に需給が逼迫しており、価格が上昇傾向にある。金融危機後もファンダメンタルズが損なわれておらず、今後も堅調に推移すると見られる。

実際、過去25~30年間に、コモディティ市場は底値からじわじわ復活してきた。よい例が、21世紀に入って高騰し始めた原油だ。

(中略)

大借金を抱える米国をはじめ、金融危機以降、先進国の中央銀行は軒並み市場に大量のカネを注入し続けている。これは早晩、本格的なインフレを招く可能性が高い。そうなれば、コモディティは過熱するだろう。

また、アジアの信用が高まり、欧米の地盤沈下が進むなか、この先1~2年の間に「世界的な通貨危機」が発生する可能性もある。過去の通貨危機時にそうだったように、株式市場もズルズルと下落していくだろう。 そうなれば、コモディティ投資の魅力がいよいよ際立ってくる。

私は将来を見越して、すでにあらゆるコモディティに投資している。自分の娘にも、株や債券でなく、コモディティ投資を勉強させているところだ。

コモディティは、今後必ず注目を浴びる市場だ。選択肢の1つとして、検討してみてもよいだろう。 -----

引用終了

もちろん大投資家の見通しが必ず的中するとは限りませんが、コモディティ投資について改めて考えてみようと思いました。以下、コモディティ投資についてまとめます。

2009.12.22 Tue l 資産運用の考え方 l コメント (0) トラックバック (0) l top

■ファンダメンタル

<株式>

・日経平均

日付日経225PBR予想PER国債
2003/4/287,6081.29109.090.61%
2007/7/2918,2622.0719.531.95%
2009/12/1810,1421.2634.541.22%

・TOPIX

TOPIXPBR予想PER配当利回りNT倍率TS倍率
893.591.1834.801.79%11.35 0.81

TS倍率(TOPIX÷S&P500)は、0.74を底に上昇し、日本株の出遅れ感が解消し始めています。しかし、依然として過去最低水準であり、日本株への投資妙味があるか。
予想配当利回りが、長期国債の利回りを上回っており、割安ゾーンの特徴も継続しています。今後は、①長期金利の上昇、②株価の上昇のいずれかが発生する可能性が高いです。いずれにせよ、現在は債券より株式に妙味があると思います。
引き続き、TOPIX連動投信(ETF)を定期的に購入します。

・米国

 NY Dow30S&P500
終値10,328.891,102.47
予想PER(2010年)13.4814.66
EPS766.24 75.22
10年国債利回り3.54%3.54%
リスクプレミアム5%11,2021,100
リスクプレミアム6%9,773959
リスクプレミアム7%8,668851

NYダウのファンダメンタル上のレンジ(割安~普通)は、8,668~11,202

S&P500は、851~1,100

標準的な株価水準であり、割高感はありません。引き続き、MSCI-KOKUSAI連動投信を通して、米国株へ投資します。

<為替>

・購買力平価
 ドル円ユーロ円
消費者物価指数138.58102.88
企業物価108.52103.72
市場相場90.44129.64
輸出物価75.3299.42

購買力平価からは、ドル円は75~108円のスパンであり、ユーロ円は100円までの下落があり得ます。
2009.12.20 Sun l マーケット雑感・運用状況 l コメント (0) トラックバック (0) l top

毎年恒例、冬のボーナスシーズンの定期預金キャンペーンが出そろいました。

<1年>

銀行名金利期限金額解約
SBJ銀行1.40%~12/30300万以上
SBJ銀行1.20%~12/30100万以上
日本振興銀行0.90%~12/2550万以上原則不可
住信SBIネット銀行0.83%~3/311000万以下
ソニー銀行0.80%~2/281万以上

<3年>

銀行名金利期限金額解約
SBJ銀行1.60%~12/30300万以上
SBJ銀行1.40%~12/30100万以上
日本振興銀行1.20%~12/2550万以上原則不可
東京スター銀行1.00% 100万以上原則不可
オリックス信託銀行1.00% 300万以上
住信SBIネット銀行0.90%~3/31

<5年>

銀行名金利期限金額解約
日本振興銀行1.50%~12/2550万以上原則不可
東京スター銀行1.20% 100万以上原則不可
オリックス信託銀行1.20% 300万以上
あおぞら銀行1.10% 300万以上
住信SBIネット銀行1.00%~3/31

※日本振興銀行は、旧商工ファンド(SFCG)より多額の貸付債権の二重譲渡を受けていた問題で信託銀行と訴訟中であり、この問題の行方によっては多額の損失が出る可能性があります。銀行業務を継続できる自己資本比率を割る危険性もなくはないでしょう。また、同社の様々な法令違反や、グレーゾーンの行動が報道されており、コンプライアンスに問題があるでしょう。自分は日本振興銀行には預けません。

2009.12.19 Sat l 定期預金・その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top